平成19年10月22日に臨時議会が召集される旨、昨日告知書が届けられた。

 今回付議された事件は、報告四件、認定二件、議案二件であり、主なものとしては市民団体から受けた請求による市長・副市長・教育長の給与及び議員報酬の10%引き下げの議案と、何故か執行部側から突発的にでてきた市長の給与40%、副市長23%、教育長17%カットの議案である。

 特筆すべきは市長がつけた意見書の中で、「審議会で出された金額は妥当なものでこれを提案し、議決されたものであり、適正な報酬、給与が定められた」と自画自賛しておきながら、「この様な一連の市民運動にまで発展してしまった状況を自ら打開する為に、直接請求条例案とは別に更に給与を引き下げる議案を出す」という頓珍漢な行為に出たことである。

 市長リコールに発展することを懸念しての苦肉の策であろうが、市民団体が望んでいるものはそんなものではないと思う。

 自分だけいい子になって批判をかわそうという魂胆が見え見えである。これは非常に残念でならない。「財政状況が良いとは言えないので、私も引き下げるから議会も協力してくれ」と何故いえないのか。

 残念ながらこの議案の結果は見えている。市民団体からの請求議案は継続、執行部提案の議案は可決となると予測する。

 然し、このブログをご覧になっている議員の皆さんにも良くお考え頂きたい。「市長の給与40%カットに賛成する理由は何なのか」と問われて何とお答えするのか。

 財政状況を理由にすれば自らの報酬も削らなくては矛盾してしまう。「会派の意向がこうだから」などど寝言を言わず、自分の意見をはっきりと市民の前で言えるよう一緒に精進努力していただきたいと思う。

 何はともあれ、22日にはある程度方向付けがされる。

 もう一つ。五霞町議会が「合併の是非を問う住民投票条例請求」を否決したとのことだ。他の町をとやかく言うつもりはないが、町長は「行政改革運営プランの推進などで、今後も十分な運営が出来る」と意見書を出したと言う。

 合併をしなかった五霞町の財政状況はホームページでご覧いただける。これについてのコメントは避けたいと思うが、5年後に開通予定の圏央道を考え、先ずは勉強会を立ち上げることも一考に価すると思う。

 インターチェンジの名称も含め、交流を深め、理解してもらわなければならない問題であると考えている。

 明日から視察研修に赴く為、金曜日までブログの更新が出来ないが、何分留守を宜しくお願いしたい。

追伸 視察先及び目的

 大阪府守口市「財政危機対策指針に基づく行財政改革について」

 静岡県島田市「市税の滞納整理の取り組みについて」
                                 以上