本日午前10時より委員全員が出席のもと、総務常任委員会が開催された。議題は補正予算の審議(道の駅設置支援業務委託料・南古河駅設置基礎調査委託料・選挙費用精算確定に伴う減額補正)であった。

 道の駅の設置支援業務委託(400万円)はどこに委託するか質した所、委託先は未定であり、選定委員会が決めるとの答弁。建設コンサルタントのような所に委託し、指名競争入札だけでなくコンペ方式も導入を検討するとのことであった。

 何はともあれより良い道の駅が出来ることを祈っている。

 南古河駅設置基礎調査(300万円)は質疑の結果、調査委託をJRコンサルタンツにしたい旨の答弁を頂いた。いくら調査を行っても結果は一緒であり、下手をすると前回よりも悪くなっているかもしれない。

 調査の結果を待ち、皆様にいち早くご報告申し上げたいと思う。

 古河市議会議員選挙にかかった費用は人件費等も含め76,082,000円と確定し、当初予算98,153,000円から22,071,000円の減額補正されることとなった。

 58名立候補した中で2名が法定得票に足りず、選挙運動費用負担金が支給されなかったことが判明した。私の選挙に関わる公費負担分もこれで確定したことから後日皆様に公表したいと思う。

 そして本日のメインイベント「議員報酬引き下げ」に関する議案及び請願、陳情は特別委員会を設置して全員で審議すべきだというわけの分からない委員の発言を受け、委員長から継続の提案がされ、私と山腰委員の反対むなしく三度継続とされてしまった。

 ≪解説≫

 今回審議されている案件は本会議において議長より総務常任委員会に付託され、反対は一つもなく全会一致で委員会に送られてきた案件である。

 特別委員会を設置だなどという発言は自分の職責を放棄していることに他ならず、委員としてというより議員として恥ずかしくないのか理解に苦しんでしまう。

 総務常任委員会で可決・否決されれば本会議に戻され再び全議員で採決を行う。その時に委員長に対する質疑も出来るし、賛成討論・反対討論も自由に出来る。これでも不満なのだろうか?

 古河市議会議員の報酬は類似団体の中で決して高いほうではないが、そんなことでこの議論をしようといっているのではないことを先ずもってご理解いただきたい。

 古河市の平成18年度決算は単年度収支で6億5137万2千円の赤字、実質単年度収支でも15億3455万3千円の赤字となっている。財政状況は決して良いとは言えないと執行部も本日答弁している。

 他の地方公共団体と比較してと寝ぼけたことを言っているようであれば職員も議員も失格であると思う。

 私は古河市こそ財政再建のモデルケースとなり、多くの視察が訪れるようなまちになって欲しいと願っている。

 私は一生議員報酬を削減すべきだといっているわけではない。その時々に応じて財政状況を的確に判断し、きちんと対処することが今何よりも求められていることであると思う。