昨日、首都高速道路を運転中に新潟の地震情報をキャッチした。首都高速上もひどく揺れ、車のハンドルが左右に取られた。

 停車帯もなく、ブレーキを踏めば後続車に追突され、事故を誘発しかねないため停車する事も出来なかった。これが関東大震災であったらどの様になっていたことであろうと思うと背筋が寒くなった。

 私が議員になりたての時に柏崎・刈羽原発を視察する機会があった。当時の説明では「想定されるクラスの地震では問題は無い、津波も大丈夫」というものであったが、想定以上の地震には勿論対処できず、消火活動すらままならなかったことは、充分検証して今後に活かしてゆかねばならない。

 さて、前回の中越地震の時に旧古河市も支援物資を積んだ車と、職員、そしてハイパーレスキュー隊を後方支援した広域の職員が被災地に派遣された。

 今回はライフラインの復旧に時間がかかっているようで、私の友人宅も家と家族は無事であるが電気と水道がストップしており困っていると言う。

 古河市も南関東直下地震のありがたくない指定を受けている。いつ何時地震は起こるか分からない。上水もさることながら、下水のパイプが折れたらどうなってしまうのだろうと考えた。

 下水が流れないと言うことは各家庭で汚物が処理できないと言うことである。下水道につなげと言われ、浄化槽を撤去してしまった家庭ではどうやって復旧するまで汚物の処理をするのか。

 備えあれば憂い無しと言われる。私の家では水を2日分、寝袋、携帯用ガスボンベ等を備蓄しているが、まだまだ足りないものはいくらでもあるし、ましてやつぶれた家屋の下敷きになったら、それも使わずに他界してしまう恐れがある。

 被災された地域の方々にまず心からお見舞いを申し上げ、一日も速い復旧を衷心から願っている。