今朝の朝日新聞二面に、政府の教育再生会議の野依良治座長が第二分科会において「塾の禁止」を繰り返し主張していることが議事要旨で判明したと言う記事がおどっている。
 「公教育を再生させる代わりに塾を禁止する」と言う。面白い。やってもらおうじゃないか。自分の職が議論の中心になるくらいにならなければ駄目だ。
 野依氏には残念ながら時代の流れと言うものが読めていない。公教育の再生を目指すのであれば、目の上のたんこぶの塾を公の力で潰すのではなく、公教育の質を上げて塾不要の状況を作り上げるべきだと思うのであるがいかがであろうか。
 私は生業として塾を18年間経営しているが、現在移転した東口末広町には10軒の塾がひしめいている。確かに異常な情景に見える。
 市内小中学校の生徒数はこれからも確実に減少する。少ないパイの取り合いを行い、脱落の憂き目に会うかもしれない。
 あと、10年経って残れたらそれは本物の塾である。私の塾のモットーは「教育を通じ、地域社会に貢献する」である。廃業に追い込まれないようにこれからも頑張ってゆこうと思う。