夏の甲子園は引き分け再試合の結果、早稲田実業が優勝した。悲願の初優勝、おめでとう。又、準優勝の駒大苫小牧も負けず劣らずのプレーには感動した。
 駒大苫小牧は北国と言うハンディをものともせず、冬は雪を踏み固めて練習を行ったと言う。降雪の少ない関東地方の高校球児にはこの根性を見習って欲しいと思う。
 早稲田実業も王貞治記念グラウンドが出来るまでは球場を転々として練習を続けたという。本当に良く頑張った。
 私がここで申し上げたいのは環境が悪いから成長できないと言うのは言い訳にならないということだ。甲子園の決勝まで勝ち進んだ二校を見れば明白である。
 古河のまちづくりを考えた時、同じことが言えないだろうか。環境は言い訳にならない。JRの駅もあり、隣町境・五霞にはICが出来る。
 まさに為せば成るなのだ。
 然し、ここで勘違いしてはならない。古河市のおかれている財政状況は余り健全とはいえない。今後特例債を使い果たせば、間違いなく財政再建団体に陥る。
 なぜなら、これまで地方債発行の許可を得ると、地方交付税が増額措置されてきたが、ここに来て、増額されるどころか減額される動きが出ているのだ。不交付団体になる可能性だってある。
 又、税源委譲により自分で集金しなければならない市民税が増えることも財政逼迫の一因となる可能性がある。滞納率から考えると驚く金額になるのではないか。9月の定例議会で質してみる。
 これからの古河市発展の為には、官民一体となり、先ずは目指すべき方向を確認し、それに向けて速やかに議会の合意を受け、実行に移すことである。
 私は古河市の発展を心から願っている。