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 午前9時30分より古河第二小学校の卒業式に参加させていただいた。100名の卒業生と保護者とが対面形式で行うと言うスタイルで行われた。
 式歌、仰げば尊しを斉唱する時に塾の高校生の古文の授業でこの歌の解釈の仕方を教えた時の事を思い出した。
 「思えばいととし」の「とし」は「疾し」で「とてもはやい」と言う意味。「今こそ分かれめ」の解釈は「こそ」が係助詞で係り結びの法則に従い、結びは「め」である。「こそ」は已然形で結ぶことから已然形が「め」になる助動詞は推量・意思を表す「む」であるという説明をしたところ、生徒達に感心された。
 彼らは「分かれ目」と解釈していたのだという。正しくは「別れましょう」という解釈だ。歌として子供達に教えるときに、歌の意味も教えてあげることが出来ればいいなあと思った次第である。