我々古河市議会議員は政務調査費として年間30万円が支給される。委員会視察とは別の視察や勉強のため必要とされる書籍の購入、議会報告の発行などに使途が限定され、領収書の添付が求められる。
 私が当選以来不思議に思っていたのはこの政務調査費が年度初頭に全額支給され、年度末に不要額を申告し返還する所である。
 人間の心理やいかに・・・この制度では無理をしても予算を消化しないと、勿体無い気にさせてしまいやしないか?
 さて、東京都が交通費を1ヶ月定期から6ヶ月定期に変えたところ34億円もの無駄があったことが判明した。異動等の際に返還が面倒だという理由から無駄を承知で放置されていた。公務員の怠慢である。
 古河市も年度初頭に全額支給する制度を改めれば、年額2190万円にも及ぶ政務調査費は2分の1、いや3分の1に圧縮できるのではないかと思う。
 又、国会議員の文書通信交通滞在費支給制度も見直されなければならない。こちらは領収書の添付は必要なく、毎月100万円の支給である。
 先の市長選挙時にある国会議員から特定の候補を支援する封書(その候補の名刺・チラシまで同封されていた)が郵送されたが、国費を使って特定の候補を支援するやり方は少し筋が違うような気がしてならない。資質が問われると思う。
 何はともあれ、皆さんの大切な税金を使わせて頂いているのだと言う認識を持たねば信頼される議員にはなれない。