新古河市においては、丘里工業団地に企業を誘致して工業の盛んな地域とし、更には雇用を生み出し地域を発展させる計画である。
 然し、「企業誘致」などと軽々には言えない程、現実には色々な問題を抱えている。誘致ということであれば他地域よりも条件が良くなくてはならない。
 企業の撤退がある中、古河市の丘里工業団地に移転してくれる会社・工場は大切にしなくてはならないと思う。
 まず、環境整備に心血を注がねばならない。私が調査したところによると、旧総和町では暫定水利権の関係で上水の使用が制限され、上水を工業用水としては使えないとのことである。
 これでは、例えば製造過程に多量の水を使う食品や飲料を扱う企業では、井戸を掘るか、多額の設備投資をして工業用水道を濾過し使用しなくてはならなくなる。
 これでは、企業も進出を躊躇するかもしれない。三市町の調和のある発展を力強く推し進めるためにも、旧総和地区の上水暫定水利権の拡大は急務である。
 又、現在のままでは人口の増加にすら上水が対応できないという。先ず、ここに特例債を使って人口増加と企業誘致に対応してはどうだろうか。