いよいよ来週からはじまる

「ブラインドサッカーワールドグランプリ」
各大陸選手権で優勝している

アルゼンチンや

ロシアのプレイがみれるのも楽しみのひとつです♪

21日は日本vsイングランドのあとに

そのアルゼンチンvsロシアの試合もあります!!

「ブラインドサッカーはみえていないのにドリブルでかわしたり、パスつないだりすごい!」

よくそういう声をききます。

うまくいくとき、いかないときの

違いなどをしればより楽しく観戦できると思うので

おっちー流観戦ポイントを教えますね⭐️



・ボールをもっていない選手のポジショニング

攻撃のとき、ボールをもっていない選手の動きをみているとパスがつながる理由がわかりますよー。

日本はボールと逆サイドに一人ボールと同じライン

もしくはちょっと前にいると思います。

そこにパスがだせれば大チャンス!!

でもそこにだすには相手がコースをきっている場合があります。

そこにボールをもっていないもう一人が

ボールをもっている選手の後ろ7mくらいのとこにポジションをとります。

前にだせないときは、その後ろの選手にだしてから逆サイドの前にいる選手へだします。

この後ろの選手がちかすぎちゃうと

相手がすぐディフェンスにきちゃうから

7mくらいの距離感がとても重要!!

音だけで距離感はかるのって難しいんですよー。

逆サイドの選手も

ボールに対してすこし前にいるけど

壁のほうにいきすぎちゃうと

ゴールまで遠くなっちゃう。

でも中すぎると相手にコースをきられちゃう。

相手を感じて動いていいるはずなので

そこらへんもみてみるといいかも♪

・トラップの質

日本代表がとりくんでいるのが

「コントロールオリエンタード」

ボールをとめるときに

相手を感じていきたい方向へ

ファーストタッチをするんです。

例えば、相手が縦をふさいできたら

後ろからきたボールをとめる瞬間

90度ターンして横へドリブルを開始する。

とめてから体のむきをかえると

相手につかまってしまうから

とめると同時にその場から動き出す技なんですけど

ボールが蹴られてから

相手のよせてくるスピードを予測して

かんじて認知してどっちの方向にいくか

一瞬で判断する。

意識を相手にむけたとき

一瞬ボールから耳がはなれるんです。

このきりかえのスピードを

まちがえちゃうとボールをとめれなかったり

おもった方向にターンしても

相手がきちゃったりしちゃう。

・味方の声

ボールをもっていない選手たちの声も注目のひとつ。

声のタイミングがずれちゃうと

ピンポイントパスがだせない。

逆にピンポイントでだせたときは

ばっちりタイミングがあったとき!!

ただ、大きな声だけでは

相手の声とまざってかきけされちゃうときもあるから

声の「質」「ボリューム」「タイミング」は

監督からすごく指導されたとこのひとつ。

ぜひ耳をかたむけてみてください。

パスだけでもこんなにポイントあっておなかいっぱいになってませんか?

まだまだいきますよー😁

・ドリブル突破

ドリブルでしかけるときには

「ここにドリブルしていけばこっちからこうやってプレスがくるはず。そしたらこのタイミングでターンしたら裏とれる。」

そんなイメージを瞬時に判断しながらすすんでます。

例えば、右のフェンスぞいでボールをうけて縦にドリブルしたら

左の前から相手がよせてくるはず。

ここでいくつかパターンを用意しておきます。

1 相手のプレスがまだ距離がある場合→そのまま縦へいく。

2 縦にそのままいくとつかまりそうだけど逆に中央があいている場合→ななめにドリブルのラインをきりかえてすすむ。

3 縦も中もよせられてしまいそうな場合→真横へドリブルしてためをつくる。

ななめのドリブルはディフェンスしづらいから

試合で日本がどんどんななめをつかえてたら

ゆうりにはこべるんじゃないかな?

・ターンのかけひき

ディフェンスがボールをとりに声をだす

「ボイ」

スペイン語で「いく」という意味です。

この声をだすタイミングひとつでかけひきがあります。

声をだすのが遅すぎたらもちろんファウル。

「no speak」というファウル。

これは声をだすことで

ボールをもっている選手がきづき

方向をかえたり、パスしたりするための声であり

正面衝突によるケガ防止の役目をはたします。

いくら声をだしているからといって

ボリュームが小さいと

聞こえなくて正面衝突してしまう。

日本国内ではこのようなケースは

ながされることが多いですが

国際大会では

ボイを言っているのにボールをもっている選手が

きづかないとファウルをとられてしまうことがしばしばあります。

だからといってはやくたくさん声をだしていると

相手にこまかく情報をあたえてしまうから

あまりこのましくないわけです。

そしてボイをきいた選手は

ターンをするんですけど

「相手は3秒後にここにくるはずだから2秒後にターンすればうまくぬけれる」

そうイメージしてターンします。

実際には感覚レベルまで

落とし込んでいるからいちいち計算してないですけどね。

ただ相手のよせるスピードが

予測をこえて

2秒で到達しちゃうと

ターンにはいるときによせられてしまう。

ボイの声だけでもいろんなかけひきがあるんですよー♪

・シュート
シュートにもポイントがあります。

ゴール裏にいるガイドの声をきいて打つんですけど

自分がどれくらいの角度にいるか鮮明にイメージできていないと

きわどいとこには打てない。

基本ガイドは中央にたって

声をだしているから

その声をすこしずらして打つわけです。

角度が正面にちかい場合

ちょっとずらすだけではキーパーにちかいとこに打ってしまう。

だからゴールの大きさをイメージして

声からずらす距離を考える。

逆に角度がない場合

声からはずしすぎちゃうと

枠をとらえられない。

近すぎてしまうとキーパーにあたってしまう。

もしかしたら今はガイドがあいているコースに動いて

声をだしてそこをめがけて打つようになっているかも・・・。

ガイドの動きにも注目ですね⭐️

また、キーパーがすごくしゃべっている場合

さっきのボイのときと一緒で

自分の位置を細かくしらせちゃうわけです。

キーパーの声がしてれば

そのわきを狙ったり

低ければ上を狙ったりできるから

キーパーとのかけひきもみどころですね。

・ディフェンス

組織的なディフェンスは

日本の武器!!!

声かけあってコンパクトなゾーンをつくる。

一人ではとめれなくても

複数ではさみこんでうばいとる。

はしりながら声をかけあいボールにたいして

それぞれがポジションへつく。

ちょっとでも判断が遅いと

失点へつながってしまう。

失点するかしないかは

このコンパクトさ、

ポジショニングにかかってますね。

あとはドゥエル。

ぬかれるリスクはあるけど

一歩でもちかく相手によせて

シュートするスペースをつくらせないこと。

はげしくよせて思い通りのプレイをさせないこと。

ゴール前になればなるほど

相手によせれてるかが鍵。



こんなかんじでみどころ満載な

ブラインドサッカー日本代表の試合

スタジアムで観戦しましょう。

21日私はメインで観戦しています。

よかったら一緒に観戦しましょう。


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