フェイク動画とAIの顔認証について考える
最近ではSNSの利用度が増えたことやSNSの種類も増えたことにより、「フェイク動画」や「フェイクニュース」というワードを聞く機会が増えたように思えます。実際AIの進化によりフェイクだと気づかずに騙されやすくなっていることも原因の一つになっているのではないかと考えています。
そこでフェイクニュースにはどの様な種類があり、一体どの様にして作られるのか気になり調べてみることにしました。どんなことも元を知れば少しでも誤った情報に騙される確率を減らせるかもしれないと!
フェイク動画の例
そんな時、こんな記事を見つけ非常に分かりやすかった為紹介しておきます。
この記事を見たときに、確かに上手くこのような顔認証の技術を使えば吹き替え映画の口元の合わせる際や、翻訳などに役立てられそうだと感じました。一方ではこんなにも見分けがつきにくいところまで技術が上がっていることに恐ろしさを感じました。
特に政治のニュースのシーンは、実際に本人に寄せて誤った情報を流せば中々フェイクに見分けがつかない…ましてや私自身は政治には詳しくないこともありなんとなくのネットの雰囲気でしか情報を得られない為、この様なフェイクに騙されやすい典型的な例なのかもしれません。日頃から情報を得ることで、疑う意識を持ってもこの様なフェイクが見破られる日がくるのでしょうか…
顔認証の技術
最近似たような技術を多々見かける様になったのは、TikTokやInstagramなどの
この様なエフェクトやAI顔認証を利用して作られる一種のミームのような動画なども似た様なフェイク動画に近いものだと私は考えています。特にAIは沢山の例を覚えさせれば覚えさせるほど技術が上がり、見抜きにくくなります。実際情報リテラシー論の講義でも、「人間が料理をする姿を見せるとロボットが50回ほどで覚えてしまう。」という実例を聞きました。
SNSにアップされた顔でAIがもし学習した場合、世界中の様々な人の顔を参考にすることができてしまうと思うと、気軽になんでもアップすることがどれだけ恐ろしいか分かります…
そのうえフェイク動画はこの様な犯罪として扱われるとのことで、
たとえ面白半分で作ったフェイクが拡散されてしまったら…自分のSNSにあげた顔がフェイクに巻き込まれたら…
考えるだけでも恐ろしいですね。
対策について考える
では、どのように対策すれば良いのでしょう?
これはLINEニュースの例です。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000861184.pdf
この中でも私が気になったのは「公式認証マーク」を活用した対策例です。確かに現在LINE内では公式と見分けられる要素だと思っています。
これは私が実際に利用しているLINEの画面の例です。上が公式のもので下が試しに私自身で公式LINEを開設した時に出たマークです。色がこのように違いがあるので参考にしてもらえると良いと思っています。
ちなみに驚いたのが、公式ライン的な多くの人に利用してもらえる様なものが意外と簡単に作れてしまったことです。手軽で誰でも事務的なやり取りができるのは大きなメリットだと思いますが、逆に偽公式も作れてしまうのでは?とも思えてしまいました。
最近ではX(旧Twitter)の認証マークが有料で取得することができるようになってしまった為、今までの公式アカウント感が薄れてしまったのもフェイクニュースを見分けにくくなったことにもつながっている様にも考えられました。よくX内でもインプレッション稼ぎのアカウントが増えていてそれらをよく見ると、公式マークがついていたりするのを目にすると、「こんなに簡単に証明的な要素が取れてしまうのか…」と日々感じます。
皆さんも日頃からスマホ以外からも情報を受け取る癖や、日々の情報リテラシーに目を向けて安全な情報収集を!!
講義をしてくださった横田先生のブログも一緒にどうぞ↓