北野 タダオ & アロージャズオーケストラ第31回定期演奏会
2000年9月 13日(水) At 紀尾井 ホール
『北野 タダオ & アロージャズオーケストラ第31回定期演奏会』
北野 タダオ(pf、leader)、中嶋 俊夫(ds)、村松康治(b)、中村 たかし(g)、石田 浩正(ts、fl、ケーナ)、宮哲之(ts、fl)、横山 貴生(sax)、河田 健(as)、泉和成(sax)、宗清 洋(tb)、中島 徹(tb)、谷口知巳(tb)、大迫 明(tb)、佐藤 修(tp)、渡辺隆(tp)、ユン・ファソン(tp)、田中洋一(tp)
ゲスト: 大塚 善章(pf)、 越智 順子(vo)
1958年、大阪梅田の高級ナイトクラブ「クラブアロー」の箱バンとして誕生したという、関西ジャズビッグバンドの雄、アロージャズオーケストラ。結成40周年を記念して、2年前から東京でも定期演奏会を開催しているそうで、今回の第31回定期演奏会には、ゲストで越智順子さんも登場する、という。 会場は、800名程を収容する、紀尾井ホール。木材を中心に構築された、実に美しいホールで、その素晴らしい音響は見事としか言いようがない。
ビッグ・バンドのジャズには、どうも「大音量」「複雑」「難解」というイメージがあり、今まで殆ど縁がなく、今回も、どんな演奏なのか、期待半分、不安半分が正直なところだったが…
① Time Check、② When you'resmiling、③ 月の砂漠、④ Ol'ManRiver、 ⑤ 上町台地 84、⑥ 上町台地94
さあ、いよいよ演奏開始。 演奏前に持っていた"不安"が、全くの無駄であったことに直ぐ気付く。楽器毎に分かれた雛壇がそのまま『音の層』になっているかの如く、サックスの滑らかさ、トロンボーンの暖かみ、そしてトランペットの鋭さが、絶妙にブレンドされ、無駄の無い『音の配列』が心地良い。ソロイストは、1人ずつステージ前方に出てきて、伸び縮み自由のスタンド・マイクを自分の楽器に合った位置に調整し、ソロを取る。賑やかな①では、テナーの石田さんが登場。遠目、かなりのベテラン・プレーヤーに見えるが、楽器を斜に構えるスタイルが、レスター・ヤングを思わせカッコイイ。プレーの方も、レスター風のスイング感とクールさで聴かせる。続いてのギター・ソロは、ウェス・モンゴメリーのようなオクターブ奏方も顔を見せ、なかなかユニーク。最後は、ビッグ・バンドらしく、ズンズンドンドンと楽しいドラム・ソロ。続いて、②はメローな雰囲気。 ミュートをつけたトランペットでソロを展開するのは、8月の井上 智さん(g)のライブで紹介した増原 巌さん(b)がリーダーを務めるバンド "What's Up"のメンバーでもある田中洋一さん。 奇をてらわず、しっかりしたテクニックで堅実なアドリブを披露する。背後では、トロンボーンを中心とした温もりあるサウンドが、トランペット・ソロを支え、徐々にそのサウンドの主役がサックスに移行、そして、ソロが終わる頃にはフルバンドでのエクスプレッションに戻る、という洗練ぶり。これがアレンジの妙味というやつか?…と思わされる。お馴染みの③は、リーダー北野さんのアレンジで一味も二味も違った雰囲気を醸し出す。サックス奏者はフルートに持ち替え、耳慣れたテーマが、"フルート&トロンボーン" → "テナー&フルート" → "フルバンド"、と小刻みにリレーするかのように演奏されていく。ソロは、テナーの宮 哲之さん。 昨年末、大阪に所用で行った際、ジャズ・クラブ "セント・ジェームス"のセッションで、そのプレーを聴かせて貰い、スタン・ゲッツとロリンズの歌心に浪花風味を加えたような(?)素晴らしい演奏に、KOされた思い出がある。この夜のソロも、エキゾチックなムードを漂わせ、やはり見事なプレー。
続く④は、力強いドラムが印象的な雄大な演奏。河田さんのアルト・ソロも、バッピッシュに盛り上げる。この④をアレンジしたのが、当夜の1人目のゲスト、ピアニストでアレンジャーの大塚善章さん。 タキシード姿でステージに登場した大塚さんがピアノの席に付き、自己の音楽生活30周年リサイタルを記念して、生まれ故郷をイメージして書き上げたという組曲 ⑤をバンドと共に演奏。 "ラプソディ・イン・ブルー"を思わせる導入部から、邦楽的な中間部、ホーン楽器、リズム楽器を巧みに使ったバンド表現と、組曲ならではの、多彩なサウンドが聴ける。第一部の最後は、同じく大塚さんの組曲で、⑥。こちらの方が新しい曲で、荘厳な感じの⑤に比べて、より一層鮮やかなサウンドが楽しい。 ビッグ・バンド、しかも組曲というと、複雑かつ難しそう、という印象が今まであったが、⑤も⑥も、時計を見ていたら各々10分程度の演奏で、そういう意味では、各プレーヤーのアドリブが白熱するコンボ演奏と大差ない。プレイヤー同士のスポンテニアスな "絡み合い"がコンボ演奏の醍醐味ならば、ビッグ・バンドの面白さは、アレンジャーの知的な挑戦が、生身のバンドを通して、やはり"絡み合い"をもたらす所だろう。方法論は違っても、目指すところは同じように思える。
① Color of the moment、 ② Mt. St.Helens、③ In amellow tone、④ New York、NewYork、⑤ Amazing Grace、⑥ Spain、⑦ St.Louis Blues
第2部はバンドのマネージャーでもあるという西田タダオ(?)さんがMCとして登場。バンド活動の裏話など、ジョークを交えながら進行し、楽しい。 ①は、リーダー北野さんがバンド立ち上げ当時、23歳で書いたオリジナル。ピアノをフィーチャーしながら、洗練されたバンド・サウンドを聴かせる。続いて、"All the thingsyou are"のコード進行を借りた ②。原曲は、ジャム・セッションでも頻繁に演奏されることもあり、ソロを取る宮さんのテナー、大迫さんのトロンボーンも御機嫌にブローする。
ここから、二人目のゲスト、いよいよオチジュン、越智順子さんが登場。 MCの西田さんが、それに先立って、観客に「コテコテの凄いのが出てきますから」と注意報を発するあたりが面白い。文字通りメローかつムーディーに、③のイントロに乗ってステージに表われた越智さん、勿論、その有り難い(?)容姿に会場ドヨメク…。ユッタリとした、大きなリズム感で、ビッグバンドとの蜜月を楽しむようにジックリ唄い込むボーカルは、御馴染みの④でも、滑らかにスイングする。途中、西田さんとのトーク合戦は爆笑を誘う漫才調だが、⑤は勿論、真面目に唄い上げる。ホールの高い天井、そしてステンドガラスのようなステージ後方のデザインは、巨大な教会を思わせ、そこにタップリしたオチジュンのボーカルが響き渡ると、まさにアメイジング!初めて彼女の歌声を聴く人が多いであろう観客席も、水を打ったように、シーンと静まり、聴き惚れているかのようだ。大喝采を受けてオチジュンがステージから降りると、今度は、サックスの石田さんの珍しいケーナをフィーチャーした ⑥。 ケーナというと、どういうわけか、俳優の田中健がその使い手として知られていて、どうしても民族音楽、というイメージが強い。この楽器で、ジャズ演奏が出来るのだろうか?しかし、そのような不安は杞憂で、石田さんは、複雑なテーマ・メロディ、そしてアドリブと見事に吹きまくる。音のレンジがどの程度あるのか不明だが、恐らく制限の多い楽器で、ここまでの表現が出来るとは、恐れ入谷の鬼子母神…。最後は、派手に⑦でパーッと締める。 ここでは、東京でも"オバタラ"などのラテン・バンドで、ピアニストとして知られているトロンボーンの中島さんがソロを披露。(タイトル失念したが)有名曲のフレーズを取り入れたり、ユーモア溢れるアドリブで、実に楽しい。
アンコール ① このHOSHIの仲間へ、 ② All of me
勿論、第2部だけでは満足できない客席は、大歓声と共にアンコールの拍手。ここで、北野さんが作曲した2008年オリンピック大阪招致イメージソング「このHOSHIの仲間へ」。2008年はアロージャズオーケストラ結成50年目にもあたる、ということで、記念すべき年への思いが込められた、美しい曲だ。これを、この曲は初見という越智さんのボーカルをフィーチャーして聴かせる。普段、英語でのボーカルしか聴いたことのないオチジュンが唄う日本語歌詞、というのが興味深いが、これが実に素晴らしい!英語の発音というのは(自分で喋っていて分かるが)、音を切ったり、濁らせたりしながら、要は音を不自然に弄ることによって成立している。一方、日本語というのは、発音の全てが母音で構成されることもあり、基本的に音を弄らず、そのまま自然に発声する。従って、この日本語によるアンコール曲は、越智さんの唄の上手さ、発声の確かさ、声の良さがそのまま出ているようで、初見の曲というハンデを乗り越え、絶品となった。最後は、ピアノの大塚さんも参加して、スインギーな"All of me"で、気持ち良く大団円。
今まで、ビッグ・バンドの演奏は、「何処を聴いたら良いのか、分からない」ことを理由に敬遠してきた。従って、個々のプレイヤーの演奏に集中出来るコンボ演奏を多く聴いてきたわけだが、今回の演奏会で「良い演奏は、自然に音(演奏)に身を任せれば、魅力が浮き出してくる」ということが分かったような気がする。MCの西田さんも途中言われていたように、ジャズのビッグ・バンドには、無限の可能性と魅力があると思う。これから、現在レギュラーで活躍中のバンドを色々聞き比べていきたいと思うし、勿論、アロージャズオーケストラの演奏も、是非また生で接したい。
『北野 タダオ & アロージャズオーケストラ第31回定期演奏会』
北野 タダオ(pf、leader)、中嶋 俊夫(ds)、村松康治(b)、中村 たかし(g)、石田 浩正(ts、fl、ケーナ)、宮哲之(ts、fl)、横山 貴生(sax)、河田 健(as)、泉和成(sax)、宗清 洋(tb)、中島 徹(tb)、谷口知巳(tb)、大迫 明(tb)、佐藤 修(tp)、渡辺隆(tp)、ユン・ファソン(tp)、田中洋一(tp)
ゲスト: 大塚 善章(pf)、 越智 順子(vo)
1958年、大阪梅田の高級ナイトクラブ「クラブアロー」の箱バンとして誕生したという、関西ジャズビッグバンドの雄、アロージャズオーケストラ。結成40周年を記念して、2年前から東京でも定期演奏会を開催しているそうで、今回の第31回定期演奏会には、ゲストで越智順子さんも登場する、という。 会場は、800名程を収容する、紀尾井ホール。木材を中心に構築された、実に美しいホールで、その素晴らしい音響は見事としか言いようがない。
ビッグ・バンドのジャズには、どうも「大音量」「複雑」「難解」というイメージがあり、今まで殆ど縁がなく、今回も、どんな演奏なのか、期待半分、不安半分が正直なところだったが…
① Time Check、② When you'resmiling、③ 月の砂漠、④ Ol'ManRiver、 ⑤ 上町台地 84、⑥ 上町台地94
さあ、いよいよ演奏開始。 演奏前に持っていた"不安"が、全くの無駄であったことに直ぐ気付く。楽器毎に分かれた雛壇がそのまま『音の層』になっているかの如く、サックスの滑らかさ、トロンボーンの暖かみ、そしてトランペットの鋭さが、絶妙にブレンドされ、無駄の無い『音の配列』が心地良い。ソロイストは、1人ずつステージ前方に出てきて、伸び縮み自由のスタンド・マイクを自分の楽器に合った位置に調整し、ソロを取る。賑やかな①では、テナーの石田さんが登場。遠目、かなりのベテラン・プレーヤーに見えるが、楽器を斜に構えるスタイルが、レスター・ヤングを思わせカッコイイ。プレーの方も、レスター風のスイング感とクールさで聴かせる。続いてのギター・ソロは、ウェス・モンゴメリーのようなオクターブ奏方も顔を見せ、なかなかユニーク。最後は、ビッグ・バンドらしく、ズンズンドンドンと楽しいドラム・ソロ。続いて、②はメローな雰囲気。 ミュートをつけたトランペットでソロを展開するのは、8月の井上 智さん(g)のライブで紹介した増原 巌さん(b)がリーダーを務めるバンド "What's Up"のメンバーでもある田中洋一さん。 奇をてらわず、しっかりしたテクニックで堅実なアドリブを披露する。背後では、トロンボーンを中心とした温もりあるサウンドが、トランペット・ソロを支え、徐々にそのサウンドの主役がサックスに移行、そして、ソロが終わる頃にはフルバンドでのエクスプレッションに戻る、という洗練ぶり。これがアレンジの妙味というやつか?…と思わされる。お馴染みの③は、リーダー北野さんのアレンジで一味も二味も違った雰囲気を醸し出す。サックス奏者はフルートに持ち替え、耳慣れたテーマが、"フルート&トロンボーン" → "テナー&フルート" → "フルバンド"、と小刻みにリレーするかのように演奏されていく。ソロは、テナーの宮 哲之さん。 昨年末、大阪に所用で行った際、ジャズ・クラブ "セント・ジェームス"のセッションで、そのプレーを聴かせて貰い、スタン・ゲッツとロリンズの歌心に浪花風味を加えたような(?)素晴らしい演奏に、KOされた思い出がある。この夜のソロも、エキゾチックなムードを漂わせ、やはり見事なプレー。
続く④は、力強いドラムが印象的な雄大な演奏。河田さんのアルト・ソロも、バッピッシュに盛り上げる。この④をアレンジしたのが、当夜の1人目のゲスト、ピアニストでアレンジャーの大塚善章さん。 タキシード姿でステージに登場した大塚さんがピアノの席に付き、自己の音楽生活30周年リサイタルを記念して、生まれ故郷をイメージして書き上げたという組曲 ⑤をバンドと共に演奏。 "ラプソディ・イン・ブルー"を思わせる導入部から、邦楽的な中間部、ホーン楽器、リズム楽器を巧みに使ったバンド表現と、組曲ならではの、多彩なサウンドが聴ける。第一部の最後は、同じく大塚さんの組曲で、⑥。こちらの方が新しい曲で、荘厳な感じの⑤に比べて、より一層鮮やかなサウンドが楽しい。 ビッグ・バンド、しかも組曲というと、複雑かつ難しそう、という印象が今まであったが、⑤も⑥も、時計を見ていたら各々10分程度の演奏で、そういう意味では、各プレーヤーのアドリブが白熱するコンボ演奏と大差ない。プレイヤー同士のスポンテニアスな "絡み合い"がコンボ演奏の醍醐味ならば、ビッグ・バンドの面白さは、アレンジャーの知的な挑戦が、生身のバンドを通して、やはり"絡み合い"をもたらす所だろう。方法論は違っても、目指すところは同じように思える。
① Color of the moment、 ② Mt. St.Helens、③ In amellow tone、④ New York、NewYork、⑤ Amazing Grace、⑥ Spain、⑦ St.Louis Blues
第2部はバンドのマネージャーでもあるという西田タダオ(?)さんがMCとして登場。バンド活動の裏話など、ジョークを交えながら進行し、楽しい。 ①は、リーダー北野さんがバンド立ち上げ当時、23歳で書いたオリジナル。ピアノをフィーチャーしながら、洗練されたバンド・サウンドを聴かせる。続いて、"All the thingsyou are"のコード進行を借りた ②。原曲は、ジャム・セッションでも頻繁に演奏されることもあり、ソロを取る宮さんのテナー、大迫さんのトロンボーンも御機嫌にブローする。
ここから、二人目のゲスト、いよいよオチジュン、越智順子さんが登場。 MCの西田さんが、それに先立って、観客に「コテコテの凄いのが出てきますから」と注意報を発するあたりが面白い。文字通りメローかつムーディーに、③のイントロに乗ってステージに表われた越智さん、勿論、その有り難い(?)容姿に会場ドヨメク…。ユッタリとした、大きなリズム感で、ビッグバンドとの蜜月を楽しむようにジックリ唄い込むボーカルは、御馴染みの④でも、滑らかにスイングする。途中、西田さんとのトーク合戦は爆笑を誘う漫才調だが、⑤は勿論、真面目に唄い上げる。ホールの高い天井、そしてステンドガラスのようなステージ後方のデザインは、巨大な教会を思わせ、そこにタップリしたオチジュンのボーカルが響き渡ると、まさにアメイジング!初めて彼女の歌声を聴く人が多いであろう観客席も、水を打ったように、シーンと静まり、聴き惚れているかのようだ。大喝采を受けてオチジュンがステージから降りると、今度は、サックスの石田さんの珍しいケーナをフィーチャーした ⑥。 ケーナというと、どういうわけか、俳優の田中健がその使い手として知られていて、どうしても民族音楽、というイメージが強い。この楽器で、ジャズ演奏が出来るのだろうか?しかし、そのような不安は杞憂で、石田さんは、複雑なテーマ・メロディ、そしてアドリブと見事に吹きまくる。音のレンジがどの程度あるのか不明だが、恐らく制限の多い楽器で、ここまでの表現が出来るとは、恐れ入谷の鬼子母神…。最後は、派手に⑦でパーッと締める。 ここでは、東京でも"オバタラ"などのラテン・バンドで、ピアニストとして知られているトロンボーンの中島さんがソロを披露。(タイトル失念したが)有名曲のフレーズを取り入れたり、ユーモア溢れるアドリブで、実に楽しい。
アンコール ① このHOSHIの仲間へ、 ② All of me
勿論、第2部だけでは満足できない客席は、大歓声と共にアンコールの拍手。ここで、北野さんが作曲した2008年オリンピック大阪招致イメージソング「このHOSHIの仲間へ」。2008年はアロージャズオーケストラ結成50年目にもあたる、ということで、記念すべき年への思いが込められた、美しい曲だ。これを、この曲は初見という越智さんのボーカルをフィーチャーして聴かせる。普段、英語でのボーカルしか聴いたことのないオチジュンが唄う日本語歌詞、というのが興味深いが、これが実に素晴らしい!英語の発音というのは(自分で喋っていて分かるが)、音を切ったり、濁らせたりしながら、要は音を不自然に弄ることによって成立している。一方、日本語というのは、発音の全てが母音で構成されることもあり、基本的に音を弄らず、そのまま自然に発声する。従って、この日本語によるアンコール曲は、越智さんの唄の上手さ、発声の確かさ、声の良さがそのまま出ているようで、初見の曲というハンデを乗り越え、絶品となった。最後は、ピアノの大塚さんも参加して、スインギーな"All of me"で、気持ち良く大団円。
今まで、ビッグ・バンドの演奏は、「何処を聴いたら良いのか、分からない」ことを理由に敬遠してきた。従って、個々のプレイヤーの演奏に集中出来るコンボ演奏を多く聴いてきたわけだが、今回の演奏会で「良い演奏は、自然に音(演奏)に身を任せれば、魅力が浮き出してくる」ということが分かったような気がする。MCの西田さんも途中言われていたように、ジャズのビッグ・バンドには、無限の可能性と魅力があると思う。これから、現在レギュラーで活躍中のバンドを色々聞き比べていきたいと思うし、勿論、アロージャズオーケストラの演奏も、是非また生で接したい。







