朝イチ 「教えて先輩たち!」(黒柳徹子/加賀まりこ/風吹ジュン/夏木マリ/YOU)
NHK朝イチの連続企画を本にしたもの。
ゲストの顔ぶれが、まさしく話を聞きたいと思える方々。特に老後の事は参考にしたい話が多かった。
風吹ジュン
「(育児について)人格って大事です。子どもだと思わない方がいい。多少レールを敷くことはあっても、選ぶ権利は子どもに与えるというのが私のルール。私が子どもだったらそうしてほしいと思うので。」
「(歳を重ねていく不安について)自分に負荷をかけて生きていってほしいと思う。例えば私は剱岳を目指す事で自分に負荷をかけたんです。生きていく上で体力がとても大事だと感じたので。精神とか魂、愛情というのは衰え知らずなので、そこは本当に力になる。そして肉体は老います。老いを受け入れる事も大切だけど、抗っていい。それは鍛えるという意味で。「疲れた」といって休んでいるのではなく、老いには抗って下さい。」
夏木マリ
「(人と比べてしまうという人に)やはり大切なのは、自分が自分をよく知るということ。自分の軸が出来れば、何をしたいかが分かってその目標に向かっていくから、人の事を気にしていられる時間がなくなる。「こうしたい」「何がほしい」「何がいらない」が明確になり毎日それを考えて行動していれば、すぐ24時間経っちゃう。色々動いてやってみる。失敗すること。そうやって色々経験して、捨てたり加えたりしていくと、自分の好きなもの、嫌いなものが分かってくる。考えていてはダメ。考えていると、自分の事を知った気になっちゃう。でもそれ、全然分かってない。自分が今ここにいる事は、自分が作り上げてきた奇跡だから、不安な時は自分の意見に従った方がいい。」
「うちのツマ知りませんか?」(野原広子)
手塚治虫文化賞受賞作のコミックエッセイ。
結婚30年、仲良く暮らしていたはずの妻が醤油を買いに行ったきり戻ってこない。パート先は既に内緒で退職しており、履いていたサンダルも途中脱ぎ捨てられていた。
最初は夫視点で、次は妻視点で話が進んでいく。色々と答え合わせが面白い。ゆるくかわいい絵柄ながら、分かるーというポイントも多く、最後はサスペンス調だったり飽きさせない。スカッともするし、ドラマ化してもいい位読み応えがあった。
「かわいい中年」(久保ミツロウ/能町みね子/ヒャダイン)
TV「久保みねヒャダこじらせナイト」収録後に繰り広げられている密室トークを記録したもの。面白いけどまさしく雑談。その中でなるほどと思った話。
「旅行を老後に取っておくのはコスパが悪い。お金を貯めて60、70代になったら行こうなんて思ったら、それだと後10年20年しかその旅行の話を喋れない。でも20代に行ったら、その話を60年位出来る。日割りのコスパ。」