先週金曜日の夜から土曜日朝方まで大雨となりました雨

夜勤をしている私は仕事帰りの朝、雨も止んだ頃、公園の脇の道路で泥だらけになった白いものを見つけました。

白いビニールか何かが雨に濡れて泥で汚れているのだと初めは思いました。


近づいてみると・・・


生後一か月くらいでしょうか、小さな子猫が濡れてビショビショで半分目を開いたまま冷え切った体で横たわっていました。

もう泥だらけで冷たくなっています。目も開いたまま反応もありません。

体がだらりと伸びきっていて死後硬直はまだ始まっておらず、死んでしまったばかりかもしれないと思いました。


汚れた体があまりに不憫で、せめてきれいにしてあげてから見送ろうと連れて帰ることにしました。


ごめんね、レインコートを拭いた濡れたタオルしかないの、ちょっと冷たいけど我慢してね。

これで包んで家まで一緒に行こうね。

自転車をこいで家路に向かう間、周りの目が気になるものの、涙が溢れて止まらなくなりました。


この仔は何時間雨に打たれていたんだろう・・・

どんどん体温を奪われて動けなくなってどれほど寒く辛かったろう・・・


そして、家について玄関を開けた時のことです家


一瞬、仔猫の頭が動いた気がしました!

もしかしたら、まだ呼吸している!?


急いでお風呂場に駆け込み、洗面器にお湯を張り、仔猫の体にシャワーを当て続けました。

どんどん葉っぱや泥や砂が流れていきます。

白猫かと思ったら、汚れでわからなかったけどブチがある。

たまに口が大きく開き、呼吸をしようとしています。


頑張れ、頑張れ、せっかく生まれてきたんだから!!


しばらく冷え切った体にシャワーを当てて温めてから今度は急いでドライヤーです。

顔に直接当たらないように心臓やお腹を温めました。


意識の無い中でたまに頭をぐらんぐらん左右前後に振りながら、生きようとしています。

頑張れ、ちびっこ!せっかく生まれてきたんだから頑張れ!頑張れ!


毛も乾き鼻がピンク色になってきました。助かるかもしれない。

低血糖を起こしている可能性があるため、応急処置でお湯に砂糖を溶かしたものをシリンジで器官に入らないように気を付けながら一滴口に入れてみました。

なかなか口を開けてくれずぐっと閉じたままです。

何度か目にやっと一滴コクンと飲み込みました。

この仔はまだ飲み込む力が残ってる!

その後何口か時間をかけて飲み込むことができました。

キャリーの中に毛布とカイロ(緊急用に置いててよかった)を入れ、すぐにものを食べられる状態ではないので急いで保温しました。


仔猫用ミルクを相方に買って来てもらい少し時間を置いてから与えてみました。

左右前後にまだ頭を振ってもうろうとしていますが、飲み込もうと、生きようとしています。


そしてその日のうちにミルクをシリンジで飲めるようになりました。

左目は結膜炎をおこしているようだったので、バイオチャレンジで拭いた後、抗生物質の入った目薬を投与しました。

(私が行った処置はあくまで緊急で自己判断です。もしご自身が保護された場合、病院が開いている時間であれば獣医さんの指示を仰いでくださいね)


そしてあの日から今日で四日目↓


ジャーン!!









ブチの三毛猫さんでした。


ものすごい回復力と生命力です!


結膜炎もあまりひどくならず、くしゃみも出ていません。

室内はエアコンを入れているので、キャリーの中は相変わらずカイロを入れています。

回虫が出ましたが、まだ歯が生えたばかりで500gにも満たないし、もう少し体力回復して体重が増えたら駆虫します。


帰り道に私が横断歩道のない道路でたまたま車が切れて、その道に通じる場所を渡ったこと。

本来ならば休日でしたが、たまたま代理出勤で私が早朝通りかかったこと。

死んでいるとは思いながらその仔を連れて帰ったこと。

すべての偶然が良い方向へ向かいました。


ここまでは光のお話



ここからは影のお話です。

(残酷な写真はありませんが、ちょっと辛くなることが書いてあります)

その日の夜のことでした。

相方がたまたま見かけたのですが、私が保護した場所と思われる場所で見知らぬご夫婦が「このままじゃいけない、何とかしなくちゃ!」と言って白いものを発見した様子だったそうです。

もしかして、また仔猫?と思ったようですがそのご夫婦が対応していたこともあり、相方もお世話している猫にご飯をあげてすぐ戻ってくる予定だったので、後に急いで戻ってきたそうです。

その時にはもう白い仔猫?もご夫婦もいなくなっていたそうです。

どうか、ご夫婦が連れて行ったであろう白い仔猫さんも助かっていますように・・・


早朝に私がびしょ濡れの仔猫を発見して、その日の夜、またご夫婦が別の白っぽい仔猫を発見・・・

嫌な予感がしました。

その晩は夜勤が休みだったこともあり、公園内とその付近の道路を懐中電灯を持って相方と再度捜索に行きました。

やはり私が仔猫を発見したのとほぼ同じ場所にご夫婦が居たそうです。



もしかしたらまだ仔猫がいるかも・・・

あの雨で放置されていたらもう生きていない。

でも、大雨が上がってまたその日の夜に発見ということは誰かが時間差で捨てに来ているの?

とにかく探さなきゃ・・・

その時です。

公園の入り口にキジトラの長毛の仔猫の亡骸がありました。

どなたかが移動したようです。

道路にはまだ鮮血が残っていて、運ばれたその仔の左目は衝撃で飛び出していました。


痛かったね。


早く見つけてあげられなくてごめんね(涙)

朝発見した仔のことしか頭になく、息を吹き返したことで一刻の猶予もなく対応に追われていて他のことまで気が回らなかった・・・


ごめんね。


本当にごめんね。


助けてあげられなくて。


この仔は連れて帰り、翌日、市の提携しているペット霊園さんへお願いして供養していただきました・・・



どうか安らかに眠ってね・・・