「ささや」の隣の「あまねや工芸店」。
本来ここが目指す3軒目でした。
九州を代表する民陶といえば「飛びカンナ」で有名な小鹿田焼です。
弟子をとらず一子相伝の伝統を守り続けている土着の器に魅かれて、
数年前に小鹿田焼の里を尋ねたことがありました。
しかし、地元の窯の併設店舗で販売されているものの中からは
私がイメージしていた小鹿田焼独特の生命感あふれるフォルムの器がみつけられませんでした。
観光客相手の土産物店のような品揃えにがっかり。
あまねや工芸店の川口オーナーがおっしゃるには
「小鹿田焼の中でもイイモノは地元の店先には並ばずに企画展に出ていっちゃいます。」とのこと。
いかにも小鹿田焼らしい器はきっと全国の目利き店主から狙われているのでしょう。
そういう川口さんもイイモノばかりを仕入れてらっしゃるようです。
雑誌でみたあまねや工芸店の小鹿田焼はどれも「これぞ小鹿田!」とヒザを打ちたくなるような器ばかり。
ところが、
私が訪ねた日は店内から小鹿田焼が見事キレイにすっかり片付けられ、
島根の「岩井窯」の企画展中でした。(-_-;)
出雲の「出西窯」に並んで「岩井窯」も原点回帰っぽくて好きです。
店内には岩井窯の中から選りすぐられた器が並んでいたようですが、
なにせ先日バーナードリーチ展で本物?のスリップウェアを見たばかりですし
「岩井窯」はいずれまた・・・という気分で店を後にしました。
教訓:
窯元にいけば良いものが安く手に入る、
これは過去の迷信になりつつあるようです。
たくさんのギャラリーバイヤーたちが日夜鋭い目を光らせて獲物を狙っているんですから、
私たちが気まぐれにノコノコと地元に出かけていっても残り物しかないワケですわ。
