昨日紹介した本、れんげ荘物語シリーズのめっちゃ頷いた部分。
続きです。
何もしない生活を始めると、最初にこんな感じの禁断症状が現れる。
お気楽で暇そうに見えるけど、内はめちゃくちゃ忙しくしてます(笑)
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またやることがなくなった。ついテレビのリモコンに手を伸ばしてしまう。何でもかんでも与えてくれるテレビをぼーっと見ていれば、一日は過ごせるかもしれないが、そんなことをしていたら、自分と畳が一体化して別の生物になりそうだ。何かしなくてはと思っては放心し、また何かしなくてはと思う。それを何度か繰り返した後、キョウコはごろりと畳の上に寝転がった。
中略
ごろごろしているうちに、
「そうだった、何もしなくていいんだ」
と思えるようになった。気を許すとやるべきことがない自分がとても不安になってくる。それが心の九十三パーセントくらいを占めていて、残りの七パーセントをたぐり寄せるのがなかなか難しい。
「慣れればいいわね。慣れれば」
有給休暇を取ったと思えばいいんだったと考え直し、何かをしなければと考えるのはやめにした。
「れんげ荘」より
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ここの部分は噴き出しましたね。実際同じ会話何回やったことか(笑)
うちはサッシだけど古いのですきま風あるし、標高高いところなので冬は冷蔵庫の中のほうが暖かい。
この冬は暖冬でほんとよかったな~。
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「ねぇ、今度、キョウコちゃんのところに遊びに行きたいんだけど。いつだったらいい?」
「えっ」
思わずキョウコは大声を出してしまった。
「どうしたの?行っちゃいけない?」
びっくりしたのかレイナは小声になっている。
「ううん、来ちゃいけないっていうことはないんだけど、今はやめたほうがいいわ」
「どうして今はだめなの」
「来たら、死ぬ」
「ええっ」
今度はレイナが大声を出して絶句した。しばらく沈黙が流れた後、
「死ぬって、どうして」
とおそるおそる聞いてきた。
「あのね、うちね、ものすごーく寒いの。まるで冬山にいるみたいなの。だから風邪をひくと思うから、暖かくなってから来て」
「ストーブとかエアコンはないの」
「ストーブはあるんだけど。それだけじゃ寒くてしょうがないの。ふるーいアパートだから、すきま風が・・・・、うーん、すきま風ってわかるかなあ。サッシの窓と違って、窓の枠が木なのよね。それが古いから少しゆがんで、すきまがあってね。とにかくアパート全体にすきまがあるから外の風が入ってくるのよ」
レイナは事情が飲み込めないのか、またしばらく黙っていた。
「れんげ荘」より(レイナはキョウコさんの姪)
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書いててふと思ったんだけど、
この感覚に頷く人、興味ある人いるのかなって。
かなりマニアックだよね。
でもこの前、"稼ぐために働かない勇気を持て"っていう記事いっぱいシェアされてるの見たし、いいよね。
まぁ、自分一人でも心躍ってワクワクしてることだからいいか😀
いやーほんとに「働かない」ことを書いてる本が出版されてるってことに驚いたし、感動なんだよね。