たばこ税が2018年10月1日から値上がりしました。価格改定は、紙巻たばこ、葉巻たばこ、パイプたばこ、刻みたばこ、かぎたばこ、加熱式たばこなど、150銘柄。銘柄によっては値上がり後、500円を超える値段になるものもあるので、たばこを吸う人にとっては、けっこうな痛手となりそうです。
たばこの価格の6割以上が税金!
たばこ税はなんと価格の6割以上が税金です。1箱500円ではなんと税金は300円も占めています。税金の割合が大きいことが分かります。
そんな税金の内訳は
・国たばこ税
・区市町村たばこ税
・都道府県たばこ税
・たばこ特別税
・消費税
の5種類です。
たばこ税による税収は年間約2兆円と国・地方にとってもとても重要な安定財源と言えます!
今後2018年10月から4年かけて1本あたり3円の増税予定です。それに加え2019年には消費税の増税も控えているのでさらにたばこ価格は上がることになります。
加熱式たばこも増税!
加熱式たばことは、従来の紙巻きたばこのようにたばこの葉を燃やして煙を吸うのではなく、専用の機器で加熱して発生した蒸気を吸うものです。
最近この加熱式タバコに切り替える人が増加しています。
「アイコス」、「グロー」、「プルームテック」など大手たばこメーカーがそれぞれ機器を開発し、人気になっています。
加熱式タバコは紙巻きたばと比べて臭いが少なく、有害物資の含有量も抑えられることから現在急速に普及し始めています。
加熱式タバコは使用しているタバコの葉の量が少ないため、紙巻きたばこが一箱当たり約245円の課税と比べ、加熱式タバコへの課税もブランドによって約34円~約206円とかなり少なくなっています。
これを放っておく国の税収が減ってしまいます。
第一生命経済研究所の調査によるとたばこ税の税収は500~780億円程減少する見通しです。
そのため加熱式タバコへの増税が強化される方針になっています。
まとめ
世の中がどんどん喫煙者に対して厳しい目を向けるようになっている中で、現在たばこを吸っている人にとっても禁煙にチャレンジするいいタイミングかもしれません。
加熱式タバコにしたという人もいくらの値上げになるのか注意が必要です。