3~6年生対象の定期教室に加えて、1・2年生向けの「プレコース」を開講することになりました。
早速、この2学期からスタートです!
11月の1年生クラスのテーマは、「じしゃくであそぼう」でした。
まず、小さなマグネットを一人ひとつ渡して、
「磁石にくっつくものは何かな~?」
と聞いてみました。
鉛筆、消しゴム、水筒、机……手あたり次第、試していくと、
「あ、つくえのあしはくっついた」
「いすのあしも!」
「ふでばこのここ(金具)もつくよ!」
初めは少し緊張した様子だった子供たちが、夢中になって教室中をペタペタ。
この、(集中力というより)夢中力のパワーは、1年生ならではです。
ひとしきり調べたら、結果をホワイトボードに書き出してみました。
くっついたものは?と聞くと、みんな元気にハイ!と手を挙げるものの、いざ答える段になると、もう一度磁石をくっつけてみるところからやらないと答えられない子供たち。
こんなところも、1年生ならでは
ボードに書いた結果を、覚え立てのひらがな・カタカナを駆使して、頑張ってテキストに書き込みました。
続いて、砂鉄遊び
浅いプラスチックトレーに入れた砂鉄に、トレーの下から磁石を近づけると、小さいヤマアラシのような形になります。
「生きものみた~い」と嬉しそうな声
磁石を動かすと、その動きに従って砂鉄が移動します。
「砂鉄で“絵”が描けるかな? ○を描いてみよう!」
また、トレーをゆすって砂鉄を薄くならしておき、寝かせた棒磁石にトントン当てると……
不思議な図形が浮かび上がり、みんな歓声を上げました
(これが磁力線だというお話は、3年生の『磁石の性質』でやります。)
この実験で、磁石が強いのは真ん中ではなく両端ということもわかりました。
次はいよいよ、磁石同士の力の働き方を観察します。
棒磁石のほか、U字形磁石やドーナツ形磁石もいっぱい使って、自由に遊びます。
ドーナツ磁石のタワーを作ったり、全部の磁石をくっつけて“ロボット”みたいにしたり。
その中で、N極とS極が引き付け合い、N極とN極、S極とS極は反発し合うことを見つけました。
最後は、磁石を使った楽しい工作タイム
ワニの上あご・下あごに、S極同士が向き合うように磁石をつけておき、棒磁石の先につけた魚や野菜を差し出すと……
(S極につけた)野菜からは逃げようとしますが、(N極につけた)魚にはバクっと食いつきます。
厚紙のワニをハサミで切るのは少し大変でしたが、みんな上手にハサミを使い、見事に「ぱくぱくワニくん」を完成することができました!
終わりの挨拶も耳に入らず、出来上がったワニくんで遊び続ける子供たち。
遊びと工作を通して、文字通り“手と目と頭を使って”磁石の性質を学んだクラスでした