茶摘みの時期です。
大きな茶園は機械で積むのが一般的だそうですが、
お茶の摘み方には、
「手摘み」
「はさみ摘み」
「機械摘み」
と大きくは3種類の摘み方があり、
玉露や上級煎茶などの高級なお茶を作る際は、丁寧に「手摘み」が行われています。
この「手摘み」の方法には、
「折り摘み」・「かき摘み」・「こき摘み」と様々な手摘みの方法があるそうです。
美味しいお茶を作るために、いかに新芽を痛めないよう、手早く摘み取るか、
沢山の人の経験から、何年もかけて試行錯誤されてきたのだと思うと、
新茶の味も一層、味わい深くなります。
(※ちなみに新芽に匂いがつかないように、石鹸の使用や日焼け止め等は禁止だそうです。
繊細なお茶の香りに、科学的な香りがついてしまっては台無しですよね。)
お茶の木の枝は、先端に「芯」があり、そこから下へと互い違いに葉がついていて、
芯と、その下の2枚の葉の部分を「一芯二葉(いっしんによう)」と言い、
手摘みでは、この部分を摘みとります。
まだ若く、紫外線をあまり浴びていないので、渋みのもととなるカテキンが生成されておらず、
甘みの強いおいしいお茶になるそうです。
時間をかけて、人の手で摘みとられた新芽は、美味しい新茶に作り上げられていきます。
丁寧に作り上げていくこの一連の作業。
はやく私も経験してみたいです。