初炭、逆勝手濃茶、薄茶、台目切り、内流し点などのお稽古をしました。

八炉とは、本勝手で、出炉、隅炉、向切、台目切の四点前と、その逆もありで、全部で八種類が有り、その他内流し、外流があります。とても1日で全てはお稽古できないので、風炉先を移動して、切ったゴザを敷いて八炉を見てもらい、簡単に棗などの位置などを説明しました。

拙宅には小間はありませんし、私はあまり得意で無いのですが、足運びなども体の向き替え無く下がる事などお稽古してもらいました。

逆勝手など、頭の体操になるようで、今回も笑いの絶えないお稽古となりました。足も逆足を出すというより、お客様の方の足を出すようにすると、簡単です。帛紗も逆に付けますし、柄杓を蓋置に置く時は左手、釜関係は右手で扱い、棗などの蓋は膝前、仕服の打ち返し無し、水指の蓋の開け閉めは3手など、通常と違う点が多く、常に頭を使います。特に内流しは逆勝手のうえ、柄杓を蓋置きに置かなく、もっと注意点が多々有るうえに、拝見も半膝移動とか、位置関係が難しかったです。

来年は皆さん、覚えていてくれているかしら?

梅の風炉先は、お能で人間国宝のお宅から頂いたものです。