先日は行之行のお稽古をしました。
八卦盆を使い、北向きに点前することや、唐物の扱いや、四ケ伝との違いなども説明しました。
小学生から来てくれている子達なので、こちらが言葉で言えば点前が進みますし、奧伝の扱いの決まりもわかり、言わなくても点前が進みもします。数回唐物等もお稽古していたので、段々と共通点とかがわかってきて、面白さが出てきたようです。何でもはじめは分からなくても、自分で考え分かってくるようになると興味やより深く知りたいという知識欲が出てくるのですよね。
私は着物着用を強制していないのに、二人とも着物を自分で着てきてくれました。迎えに来た親御さんもお茶が大好きで、自ら着物を出して着ているのだからーと、半分呆れ?笑いながらおっしゃっていました。若者用の着物や帯も貰って貰い、良かったです。
奧伝全て風炉のうちにお稽古したいと、すでに10月まで予定が入りました。私も生徒さんのやる気に応えるよう、張り切ります。
裏千家の奥伝は行之行、真之行、大円之真、大円の草があります。十段からすれば一部ですが、何に重きを置くのか、四ケ伝を何故習うのか、和物との扱いの違い、どこに茶入が乗るのか?畳か?などの意味が垣間見られます。私もまだまだ分かりませんが、質問に答えられるように精進していきたいと思っています。