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10月は、ちょっと涼しいと感じる日もでてきて、だんだんと「火」が恋しくなります。来月の炉までの月、裏のお点前は中置をします。
中置とは、風炉を畳中心に位置させ、水指は客から離れた場所に(風炉の左)、移動します。(いつもは風炉の右側)。
普通の敷板で、中置をしたり、大板でもおこないますが、一番興味深いのは、五行棚を使うやり方です。

五行棚とは:
  玄々斎好み。 焼きすぎ。
  竹の三本 柱。 (右:客付き 二つ節、 左;勝手付き 三つ節、向こう:一つ節)
  中国の思想 陰陽五行説をとりいれ、天板、地板の中に、木、火、土、金、水が入っている。
        だから、土風炉をのせる約束。

点前のメモ:
  炭   : 紙釜敷 いつもと反対に懐に入れる。(わさが中)
        羽は、地板の上、真横に置く。 香合は羽先 (地板上)
        釜は左にひく
        香合の蓋は右ひざ頭

  細水指 地板左がわ半がけ。(斜めも向いて置き、立ちながら、正面を向く)
      蓋 二手 左側に置く
  蓋置  竹しか使わない。
      地板上 左。 柄杓は真横に置く。(取ったり、置いたりするとき、手なりに注意)

  薄茶、濃茶 とも 湯返し無し
  薄茶最後のかざり  天板 入りの字 (向こう1/3 手前 1/4)
  濃茶  仕覆は風炉のいつもと同じうちかえしかた。(右から左へ)天板置く手は左手で置く
  濃茶最後のかざり  天板 トの字 (柄杓 縦 その右蓋置)

この棚を購入してすぐ、使う場合、焼き杉なので、地板のしたに、紙一枚ひいておくと、畳が汚れません。

写真:
たぶん、侘び、さびの時期なので、風炉が眉風炉で、おかしいかも しれませんが、灰型ができていたのが、これしかなかったので、そのまま使ってしまいました。