本日のコーディネート:
ポールスミスのグレーピンストライプスーツ
香港でトーマスメイソンの生地を使って仕立てたワイシャツ
ジョンロブのウィリアムIIブーツ
今日の曲は、エリザベス女王への追悼、“God Save the Queen”です。
セックスピストルズの同名の名曲(1977)でも良いのですが、やっぱり、素直に英国国歌のほうにしておきましょう。
大英帝国国歌なので、宿命として好戦的な印象の歌詞になっており、むしろ、ピストルズの曲の方がパンキッシュな王室愛が感じられる気がするのは皮肉ですな。
GG(じじい)はアメリカで育ち、同じ旋律の“My Country ‘Tis of Thee”のほうを先に覚えたので、このメロディがイギリス国歌と言われると、何だかまだ若干違和感があるのです。
当時のニューヨーク市の公立の小学校では、毎日このようなアメリカ愛国歌を歌ったり、「忠誠の誓い」を復唱させられたなー。胸に手を当てて、I pledge allegiance, to the flag…って言って。
残念ながら、GGには、アメリカへの忠誠心はとんと根付きませんでしたが(あっ、健全に、アメリカをリスペクトし、感謝はしています)。
という訳で、今日は、イギリスファッションで固めてみました。
靴は、エリザベスがバルモラル城で亡くなったので、バルモラルシューズにしようかと思いましたが、エリザベスの伯父さんにあたるエドワード8世由来のウィリアムブーツにしました。
ロブ2代目のウィリアム・ロブが、エドワード用にビスポークしたブーツが名作ウィリアムの原点というのは、有名な話ですよね。
エドワードは、プリンスチャーミングと呼ばれるくらいで、残っている写真を今見ても、全部すっごくかっけええ!
ファッショニスタな自由人で、少々カタブツのエリザベスと犬猿だったのも納得です。
まあ、奔放に恋をして、駆け落ちして、贅沢三昧して、王室(特にエリザベスのパパ)に多大な迷惑をかけたのだから、当然と言えば当然ですが。
でも、ちょいワル的にはかなり憧れの生き方っすよねー。
今朝のお紅茶も、しっかり、Twiningsの“Prince of Wales”を淹れました。
これも、Twiningsが、皇太子時代のエドワードをイメージして作ったものです。
1921年に皇太子・エドワード8世のために作られたパーソナルブレンドで、トワイニング社が、皇太子よりその名をブレンド名につける栄誉を賜りました。
(TwiningsのHPより)
角がない、上品なスモーキーさが良いキームン(中国茶)のブレンドだと思います。
これを飲むと、無性にオーセンティックなスコーンが食べたくなります。