お茶会ねこのブログ

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1、テーマ
 「子どもへの絵本の読み聞かせが、どのように子どもの発達に良いのか考えてみる」

2、課題設定理由
 
 絵本の読み聞かせを推奨する動きがある。
本も数多く出版され、一部の自治体ではブックスタートという名称で、新生児の生まれた家庭に絵本を無料で配布するサービスもある。
図書館でも、読み聞かせの会が開催されているところも多い。
 
 幼稚園や保育園でも、毎日のように先生が絵本を読んでくれるのが日課になっているのが普通である。
広い園庭で走り回ったり、遊具で遊んだりすることは、体を育てた。
絵本は心を育てるために役立ったのではないかと考える。
 

 絵本が子どもの発達にどのような影響を与えるのか、
どのように絵本を読むのが効果が高いのかについて調べてみる。

 

3、 ブックスタート

2001年以降、NPOブックスタートによって、赤ちゃんに絵本をプレゼントする取り組みも始まり、生まれてすぐの赤ちゃんから読んであげるという人も多くなったという実態がある。

(習志野市のホームページより以下抜粋)

本市では、ブックスタート事業としてお子様の誕生を記念した図書館カードと、親子で読んでほしいブックリストを作成し、配布しています。
 絵本を通して、親子のふれあいのきっかけづくりを目的に、「4か月児健康相談」において、相談後、民生委員・児童委員の協力により絵本を贈呈します。

配布するもの
絵本「いない いない ばあ」  文/松谷みよ子 絵/瀬川康男 【童心社】

※既に「いないいないばあ」の絵本をお持ちの場合
 他の2種類の絵本から1冊を選択できます。
 「がたんごとんがたんごとん」  作/安西水丸 【福音館書店】
 「おつきさまこんばんは」    作/林明子   【福音館書店】

 

 

4、 年齢別のおすすめの絵本

 

・0歳 
     まだあまり視力が発達していないため、大きく色合いのはっきりした絵が登場する絵本が良い。
     文字がほとんどなく、絵が中心のもの。

 

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(上から)
じゃあじゃあびりびり   まついのりこ 偕成社
しましまぐるぐる  柏原 晃夫 (イラスト)   学研プラス
いないいないばあ   松谷みよ子 童心社

 

・1歳 
    1歳を過ぎると、徐々にあいさつや歯磨きなどの生活習慣も理解できるようになってくる。
    身の回りのものごとを取りあげた絵本も理解しやすい。
    幅広いジャンルの絵本を見せて、興味のあることを見つける。
    コロコロ、ブクブク、ガタゴトなど、リズムや言葉遊びのある絵本を楽しむようになる。

 

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(上から)
しろくまちゃんのほっとけーき わかやま けん   こぐま社
がたん ごとん がたん ごとん 安西 水丸  福音館書店
うさこちゃんとどうぶつえん ディック ブルーナ (著),    Dick Bruna (原著),   
               石井 桃子 (翻訳)  福音館書店

 

 

・2歳
      ストーリーが少しずつ理解できるようになる。
      絵本の好き嫌いがはっきりしてくる。
      親が与えるのではなく、図書館などでどんな本がいいか子どもに選ばせるとよい。

 

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(上から)
ぞうくんのさんぽ  なかの ひろたか  福音館書店
おでかけのまえに  筒井 頼子 (著),    林 明子 (イラスト)  福音館書店

 

・ 3~4歳
      理解している言葉の数が増えているので、ストーリー性のある絵本も読めるようになる。
      分かりやすい言葉を使っている本。
      楽しく優しい内容の絵本がよい。

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   (上から)
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本]  なかがわ りえこ 福音館書店
おおきなかぶ A.トルストイ (著),    佐藤 忠良 (イラスト),   内田 莉莎子 (翻訳)  福音館書店

 

 

・5~6歳
       段々と長い話も理解できるようになり、主人公の気持ちになって考えたり、共感できるようになる。
    言葉の理解のスピードも加速するので理解できる絵本の種類が増える。
    登場人物の気持ちを感じたり、想像できるような絵本が良い。

 

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(上から)
100万回生きたねこ 佐野洋子 講談社
けんかのきもち  柴田 愛子   (著),    伊藤 秀男 (イラスト)  ポプラ社

 

 

5、 効果的な絵本の読み聞かせ方

3つのコツ    「声の抑揚」、「声の大きさ」、そして「子どもの見る位置」

1、物語の展開に合わせて声の強弱をつける。
  顔の表情もつくとよい。
  例えば、嬉しい場面ではニコニコして、怒っている場面ではプンプンした様子で絵本を読むと、自然に声に抑揚が出て、子どもを引き込むことができる。

2、場面に合わせて声の音量に調整する。
  例えば、「ひそひそと聞こえないように話しました」という場面なら、小声でヒソヒソと読む。
  「驚いて、猫がギャーと悲鳴を上げました」という場面なら、大きな声で叫ぶ。

3、子どもの状況により、場所を変える。
 例えば、子どもの気持ちを落ちつけたい場合は、膝の上に子どもを座らせて読んであげる。
 一緒に絵本を楽しみたい時には、横に並ぶ。
 絵本を集中して読んでもらいたい時は、少し距離を置くなど。
 以上は相手が一人か二人の場合でもし大勢に対しての読み聞かせの場合は、全員に絵が見えるように前に出て、絵本を子どもたちに見えるように持って読む。

 ただし、絵本に注目してもらう目的の場合は、上記の1と2で、役者のように演じると引きつけることができるが、弊害がある。
もし、子どもたちの創造力を高めたいのであれば、感情をこめすぎずに読む方が良い。

 

6、 絵本が子どもの発達にどんな効果をもたらすのか

 ・言葉を覚えるのに役立つため、コミュニケーション力が上がる。
 ・ワクワクするので、笑顔が増える。情緒が安定するの。
 ・読み手と絵本を通じて、関係が円滑になるのを助ける。
 ・想像力がつく
 ・聞く練習になるので、集中力がつく
 ・絵本の登場人物に共感し、思いやりの心が芽生える。
 など、多くの好ましい効果が考えられる。

 

7、考察

 絵本を読めば何でもよいのではなく、子どもの年齢ごとの発達にあわせて、絵本を選ぶのが大切だということが分かった。
子どもの発達や心の状態に応じて、絵本の内容を選定したり、読み方を変えることも効果できであることが分かった。
絵本の読み手は、子どもの反応を見ながら、それに合わせて本を読み進めることができる。
コミュニケーションが双方向で、相乗効果の楽しさがある。

 テレビアニメでもストーリーを理解したり、主人公の気持ちを推察するなどできるはずなので、一概に悪いとは言えないのではないかとも思ったので、絵本の効果と何が違うのかも考えてみた。

 絵本の特徴は紙面に制約があること。
ページ数がそれほどないので、すべての場面を絵にすることはできない。
要所要所の絵なので、ページをめくると次の場面に転換している。
子どもは、その間の場面を自分の頭で想像してつなげることになる。
絵本には、不足の部分があるからこそ、子どもの創造力をはぐくむ力があるのではないかと思う。
 
 反対にテレビアニメは、動く画面が必要以上に場面を説明してしまうので、プラスアルファの想像をしにくい。
テレビアニメも、原作が名作のものもあり、一概に悪いとは言えないけれど、絵本にとって代わることはできないと感じる。
だから、どんなに今後さまざまな子供向けのアプリの開発などが進んだとしても、絵本が消えることはないだろうと思う。

 絵本は子どものためだけでなく、もしかしたら大人のためにもなっているのではないかと感じる。
子どもとどう遊んでよいか分からないとき、絵本は最高のコミュニケーションツールとなる。

 

 

8、参考文献

1)0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド: よくわかる! 絵本の選び方・読み方
                                 児玉 ひろ美 (著)  小学館
2)子どもが夢中になる絵本の読み聞かせ方 おすすめ絵本リスト85付き 景山 聖子 (著) 廣済堂出版
3)心と頭がすくすく育つ読み聞かせ   立石 美津子 (著)   あさ出版
4)よくわかる0~5歳児の絵本読み聞かせ  徳永 満理 (著)   チャイルド本社
5)幸せの絵本 ~大人も子どももハッピーにしてくれる絵本100選  
                  金柿秀幸 著)   ソフトバンククリエイティブ