15年前の夢 | はね流

15年前の夢

昔のことって、忘れた頃に夢で見ることがありますよね??


僕は、早朝に15年前、大学生やった頃の夢を見ました。


当時、ベビーブーム世代の浪人生とかあふれ、


また、今ほど大学も多くなかったので、


受験の競争倍率は、僕が受験した推薦入試でも10倍ぐらいやった。


勉強するのが嫌いやったから、11月半ばの試験やったけど、


1か月前まで、一切勉強してなくて、


受験しない奴と遊んだり、ゲームばかりしていた。


運よく…大学に合格したものの、


入学して、わずか数か月で中退した。


中退した理由は色々ある。


でも、結局は自分の心の弱さやったのかも知れない。


15年経って、今はそう思えるようになった。


さて、どんな夢を見たかと言うと、


僕は実家は三重で、今も三重に住んでいるが、


大学は埼玉県にあって、


とある、アルバイトをしていて、下宿させてもらっていた。


辞めることになった、一員として、


この下宿先でのことがある。


ここでの極度の異常なストレスで、見事に身体を壊した。


体重が20kgも落ちた。


ここに住んでからわずか2か月の間に、


三重まで2回も帰ってしまった。


夢で見たのは、そのシーンからである。


あの時ほど、家族の温かみ、ありがたみを感じたことはない。


仕事を持っていたので、大学のこともあるし、


埼玉から帰ってくるのは朝早く出ても、15時ぐらいになる。


そして、翌日の昼にはもう実家を出て電車に乗らなければならない。


だから、せいぜい20時間ちょっとしか実家に滞在出来ない。


中学や高校の時の友達と会うことすらできない。


埼玉で色々と辛いことがあって、身体も心もボロボロやったから、


実家を出て電車に乗り、遠ざかっていく故郷、親のこと、そして、


埼玉でのつらくて苦しい日々を思い出すと、


電車の中、新幹線の中で涙がボロボロ…


あの当時、埼玉での暮らしはひたすら忍従の日々やった。


身体もボロボロで、倒れる寸前で、


もはや、大学のこととか、将来のこととかどうでもよくなってきていた。


そんなことより、ここから逃げたい逃げたい逃げたい…


それだけやった。


見かねた母が、


『もう、大学辞めて帰ってこい!』


入学して、わずか2か月で帰郷…


帰郷して、数か月…



体調も良くなり、


半年後には仕事に就いた。




と、言うことで、寝起きから


昔の苦しかったことや、あの時の家族のありがたみを思い出して、


つい、さっきまで号泣していました。


家族を大事にしましょう。