はね流ぼやき | はね流

はね流ぼやき

ぼやきとは、うちの父のことです。


父は、自分以外の人の気持ちや、考え方をまったく考えない人なのです。


母と僕は、父とは価値観がまったく異なっていて、


それゆえに、母は長年別居し、僕に至っては不仲というより衝突が堪えませんでした。


去年、ようやく母が父と離婚できたため、


僕も長年の夢であった、父の戸籍から抜け、


母の戸籍に入る、すなわち今の羽根姓になることが出来た。


そして、父の家を出たので、


父と会うことも減った。


会っても短時間である。


だから、当然衝突も減った。


会っても、言葉は少ないものの、喧嘩することもなくなり、


別居して、ようやく関係もやや改善された。


だから、僕も60過ぎて一人で寂しく生活している父を憐れみ、


昨日、初めて今、僕たちが住んでいる家に泊めてあげた。


そうです、昨日客が来ると書いたのはうちの父だったのです。


僕は父や弟と違い、お酒は飲めない体質であるし、


毎日、ろれつも回らなくなり記憶もなくなるほどお酒を飲む父の姿を子供の時から見ているので、


感情的にも好きになれないお酒を、


昨日は父、弟とともに、少しだけ飲んだ。


カシスオレンジの350CCの缶のカクテルを3割程度飲んだ。


たったそれだけ飲むのも、僕にとってはめちゃめちゃしんどい。


…と、言うより、親戚も含めて羽根一族は誰一人としてお酒を飲める人間がいないのだ。


みんなほとんど飲めない(笑)


それゆえ、僕に限らず親戚連中は酒飲みな人間に対して異常な偏見があるのだ。


さて、初めて父を呼んだので、


僕もひさしぶりに、わずかではあるがお酒を飲んだ。


父をもてなし、親子として向き合ってやろうと思った。


父と話していて、やっぱりこの人とは根本的に物事の考え方が違うなあと、


話せば話すほど思う。


別居して、正解やったと改めて思った。


それでも、僕は顔色変えず(たぶん…)


何とか夜遅くまで話し相手をし、


父の愛犬ゴン吉も連れてきていたので、


朝早く散歩に行かなくていいように、


夜、またゴン吉の散歩行って、


「明日はゴン吉行かんでええから、朝ゆっくり寝とんな」…って、


父に言った。


それはすなわち、父に対するゆっくり休ませてあげようという気持ちと、


朝早くからゴン吉の散歩とかで音たてて騒いでくる父に対し、


閑静な住宅地に住んでいるので、


近所迷惑にならないようにという僕の2つの配慮があった。


朝の4時や5時から平気で大きい音をたてたり騒ぐ父なので…


そのことを僕は恐れた。


しかし、不安は的中した。


見事に朝の5時すぎからゴン吉の散歩行くのにバタバタ、ドンドン…


父はそういう人なのです。


朝の5時すぎでこれだけ住宅地で、まわりは真っ暗で、


色々な家の電気照明もほとんどついてなくて、


シーンとしているのに、


近所迷惑になるとかいう配慮が出来ないのです。


しかも、母も僕も弟も当然寝ているわけです。


しかも父の家ではありません。


僕たち3人のことはともかく、近所迷惑のことは考えていただかないと、


普段、住んでいるのは僕たちです。


ご近所さんに対する迷惑とか、普段生活している僕たちのご近所さんに対する付き合いとか、


考えられないんでしょうか??


僕がここにこうして、愚痴ったり、ぼやいたりすることで、


何とか、父に対してキレずに済みそうですが、


皆様、朝早くからこんな話をしてすいません。


父は、注意とかしてわかる人間ならとっくに言ってますが、


先日、弟のこともここで書きましたが、


父も、人から注意されてわかる人間ではないのです。


だから、もう言いません。


こっちが余計腹が立つだけですし…


言うて解る人なら腹が立とうが、言う甲斐はあるんですけど、


一般的な常識、他人の考え、価値観を理解しよう、配慮しようという、


考え方が、父も弟もないのです。


朝早くからの、はね流ぼやきでした。


すんません。