「この子、要らないから」

母親はそう言ったのです。子どもの前で。


なんだコイツ、と思いました。

ぶっ飛ばしてやりたくなりました。我慢したけど。


傷ついたと思います。

とても傷ついたと思います。

どの口で言ってんだよ。

離婚した父親との間の子なんて興味無いってか。

お前のDNAも半分混じってんだぞ。


それからその子は

一時的に保護されることになりました。

長い長い保護の後、公的保護が決まりました。


出発の日、見送りに行くとその子に笑顔はありませんでした。職員みんなと握手してハグをして。

私もいっぱい話をしたかったけど


「元気で。頑張るんだよ。いってらっしゃい」


「うん。いってきます」


ギュッとハグをして交わせたのはそれだけ。

車が見えなくなるまで手を振りました。


皆に愛された子でした。

いつも顔を見にいくたび懐いてくれました。

キラキラした目で、「あのね、あのね!この前ね!」


子どもがいうこと聞かない。嘘を付く。

約束を守らない。

ほとんどの場合、親に問題があるのがほとんど。


その子にはこれから新しいが生活が待っています。

幸せになってほしいと思います。

大丈夫、いつも応援してるよ!







さぁぁみしいよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(泣)