前回と前々回で、どうしてサムホールの調整が必要なのかって話をしました。

それを踏まえたうえで、ようやっとサムホール調整の実践的な話に入れるわけです(長かった)
で、どうやって調整するかなんですが。。。

実はここからの話、正解がなかったりします。

人によっての手の骨格、手の大きさ、指の長さ、肌の質感、柔らかさ、どれをとっても、みんな違います。
全員が全員違うので、自分にあった調整方法が他の人に合うかどうかはわかりません。


しかしながら、目的は変わらんわけですよ。

握らないように調整するっていう最終目的は変わらないです。


で、早速調整をしていきましょう!


と、その前に、いつもの理屈タイム(笑)

またかよーって思ってしまうかもしれませんが、理屈がわかっていると、どう調整すべきか見えてきやすいと思うのですよ。

んではい、ここで今日のテーマの発表です!!!


~如何にして、適度な摩擦を作るか~


何難しいこと言ってんだよーと思いました?

別にそんなに難しいこと言ってないです!

前々回の話で

「ボールが落ちてしまわないように握らざるを得ない」

って話をしたと思うんですよ。


ボールを握るって、摩擦を作る行為なんですよ。なので、抜けなくなります。
逆に、ボールを握らなければ摩擦は生まれません、なので、抜けます。


はい!ここまで大丈夫ですか!!!(笑)
もうちょっと難しくなるのでがんばって!!!


でも、握るのは良くない行為と散々説明してきましたよね。
はい。握っちゃだめです。だめですよー???

握るのは、だめ、
なので
「握らなくても摩擦が生まれるようにすればいいんじゃね?」
って話です。オイオイ天才か。()

そんでもって摩擦を生む要素ってなぁに?
要素は3つ!



①押さえつける力で摩擦は生まれます
→これは先ほどのボールを強く握るって行為がこれに該当します。

んで、これを極力使わないようにしなきゃいけないね。うんうん。

 

で、こっからが大事。



②接地面が増えれば増えるほど摩擦は生まれます
→これ、わかります?
はい筆者特有の具体例。
フタが開きにくいビンがあります。これあける時皆さんどうしますか。

指先で開けるor手のひら全体を使って開ける

おそらく大多数は後者ですよね。

なぜなら後者は接地面を大きく使い、より摩擦を生むからです。

そのほうが力は伝わりやすいですからね。当然です。



③接地面の素材との相性で摩擦は生まれます
→まあこれはわかりますよね。
滑らない素材のものに触れていれば摩擦を生むし。
滑る素材のものに触れていれば摩擦は生まない。


初心者の方は、あ、そうなんだーと思っていただければいいです。
 

既に自分なりのサムホールの調整を見つけている人は

この3つの要素のバランスをきちーんと整えられている人だと思います。



で、どういう調整をするべきか!やっと本編です!(筆者はもうヘトヘト)



はい。
実践その①~テープ等で親指の接地面を増やす!

接地面を増やす?どうすんじゃい!

 

「自分の親指のサイズに合わせてサムホールをキツめに調整する」
 

はい、これ結構やってる人多いんじゃないですかね。

 

筆者は普通やるものだと思っています。当然じゃい!当然じゃい!

んで、どうやるのーっていう説明は結構ネットで調べれば出てくるのですよ。

 

 

動画でyoutuber(Shinさん)が教えてくれていたり

 

新世界ボウリングが教えてくれていたり

 

うららぼにて姫路Pが教えてくれていたり

 

徳江Pのブログで紹介されていたり

http://starpro.exblog.jp/9793842/

 

結構出回ってますね。
筆者も参考にさせて頂いてるわけですよ。

リンク飛んでもいいけど帰ってきてね!(切実)

 



で、動画でも説明されているのですが

サムホールの隙間を埋めるということをするわけです。


どこを埋めるんですか!はい。良い質問ですね~。
基本的には親指の背中側を埋めていきます。


背中側じゃないとだめなんですか!?

はい。良い質問ですね~


 

じゃ、逆に、背中以外で調整するとどうなりますか!


お腹側で調整してみると…


スパンが変わってしまうので、あまり望ましくありません!

そりゃそうです。握り幅が増えちゃってますのでね。
お腹側は極力1枚で済ませるようにしてくださいな。

扁平にするために最小限で作るのはおっけいです!


親指の横で調整してみると…


→で、これ、背中側の隙間を埋めて調整をしていることを大前提として

そのあとは正直好みの問題と思っております。
ただ、優先するのは背中側です。何故かわかりますか!?


ボールを持ってみればわかると思います。

 

 

ボールを親指のお腹側で持っているわけですので

当然親指のお腹側に負荷がかかりますよね?

 


そうなると、親指の形状が持つ前と比較して

平べったく、楕円になってしまうわけですよ。

なので、親指の横を優先して調整すると、いざ投げるとき

抜けなくなっちゃいますし、擦れてしまいます!

 

まずは背中側から!次はお腹側!その次に横です!

 


そんなもんで、まずは背中側を埋めるところからスタートです。。。

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