先の記事の続きです。
前回は、ボールを握ってしまう事が怪我につながってしまうってことと、何故握ってしまうのかっていうお話をしました。
それを踏まえたうえで、今回書きたいことは
~握らないようにする事は、上達のコツである~
で、これ。僕の持論なんですが、サムホールの調整が初級者から中級者へステップアップするためのコツだと思っています!
ちゃんと理由はあるのですよね。はい、そんなの当たり前じゃんって思う人もいるかもしれませんが、これまた再確認と思って聞いてください!
前回の記事では握ってしまっている原因として
「②物理法則に逆らった投げ方、いわゆる、振り子を無視した投げ方をしている」
と、説明しましたよね。(読んでない人は是非読んでネ)
それじゃあ振り子を使った正しい投げ方をしましょうって話になるんですが
この正しい投げ方を習得するために「握らないようサムホールを調整するべき」と筆者は強く、強く、訴えます!
なんで調整が必要かというと、握るという行為によって起こりえる弊害が親指の怪我のほかにもあるんです!
身体のお話です!わかりやすく今回も2例。握ることによって
①手首の可動域が極端に狭くなってしまいます
試してみてください
手をグーっと力強く握った状態で手首を内側に折ってみてください(にゃんこのポーズです)
で、今度は手をリラックスさせた状態で同じく手首を内側に折ってみてください(お化けのポーズです)
どうでしょう?おそらく後者のほうがより楽に手首を曲げられたと思います。
これは手首~手にかけての腱の問題で、筋肉を使うことによって腱の可動域、いわゆる手首の可動域が狭くなってしまうわけですよ。
で、いつか書こうと思うのですが、手首の可動域が狭くなると、フィンガーにボールが乗ってる時間が短くなり、回転がかかりにくく、ボールの推進力が失われます。
そういった弊害がありまーす。
②手首のみならず、肩にも力が入り、支点に余計な力が加わり、正しい振り子になりません。
筋肉はつながっているので手に力が入っていると、手首に力が入ります。
手首に力が入ると、肘に力が入ります。
肘に力が入ると、肩に力が入ります。
肩に力が入ると、首に力が入ります。
てなもんで、握ることによって、支点となる肩が不安定になり、振り子がうまく機能しないわけですよ。
そんな理由から、理にかなった振り子を使った投げ方をするためには、極力握らないようなホール調整が必要となりますってのが一通りの根拠です。
なので、正しい振り子を習得するにあたっては、まず、握らないサムホールの調整を前提に話を進めたほうが良いってことが理解できましたでしょうか!?
一応前回の記事含めて、ここまでが前段となります。(なげーよ!)
それを踏まえたうえで、次回、ホールの調整方法を説明していこうかなーと思っております!