トイレへ行きたいオッサンはこの時、
無心で駆け抜けております。
だがしかし、何か見つけると、
つい立ち止まってしまい見てしまう。
仕方あるまい、もう多分、
硫黄島に一生来ることはないだろうから。
何か写り込んだな…多分、指か。
グーグル先生にお尋ねすると
再会の碑というものらしい。
昨日の敵は、今日の友。
確かに良い言葉だとは思う。
しかし、米軍機が離発着する時は
ヒャッハー!退け!日本の航空機どもよ!!
というのが現実。
ある意味、敗戦国とか戦後は
まだ終わっていないように感じます。
ロシアとウクライナ…
ソ連時代は一つの国だけど、今日は敵。
言葉のようにはいかないのが現実か…。
今日の訓練も、ご安全に!
さて、かなり宿舎に近い所まで
帰ってきましたよ。
向こうに現代の建物やトラックが見える。
硫黄島は航空基地の島ゆえに
自衛隊や米軍の人がほとんどなんですが、
工事関係者など民間企業の方も
ある程度の人数が滞在しています。
プレハブ宿舎に滞在しているんですね。
一応、民間人の方が利用する売店も
あるんです。
時間限定、商品の品揃えも限られてますが
あるんです!
その近くにはB-29爆撃機のプロペラが。
じゃあ、コイツはB-29の胴体か?…
と、思っていたら
このガラクタはB-29ちゃうで、
クラッシュした輸送機やで!
という内容の英文がテプラで貼ってあった。
日本軍の対空機関砲の残骸ですかね。
さて、ここから宿舎は目の前。
オッサンはトイレに行き用を足せました。
ええ歳して、お漏らしはしなかった!
我ながらよく耐えた、感動した!!
さて、このような硫黄島ですが…
人間は、生きるためには食事が必要です。
食事についても触れてみたいと思います。
宿舎のあるエリアの一角にあるのは
硫黄島食堂。
この硫黄島食堂は自衛隊基地のものですが、
民間人にも解放しています。
何故かというと、硫黄島唯一の食堂です!!
ここで食べないということは
売店のカップ麺やお菓子しか
食べられず栄養が偏るのは確実。
中は撮影できませんが、
自衛隊員も米軍も民間人も黙食。
感染症対策ですね。
テーブルに座るのも対角線しか椅子がない。
島ゆえに食料や水は大切ですから、
調理員の方々の残飯ゼロを目指す
強い熱意が印象的でした。
「列にあと15人並んでますから、
あと15枚だけ肉を焼きます!」
みたいな感じで、
キッチリ人数を把握してました。
この硫黄島に滞在するのには
入島許可証みたいなのがありますが、
硫黄島食堂で食事をする時は
これを持参しないといけません。
ある時、民間人のオッチャンが3人、
入島許可証を持たずに食堂に来て並んで
セルフで盛り付けをしてましたが…。
自衛隊調理員
「すみません、入島許可証を
持ってきてもらって良いですか?
まだ閉めるまで時間の余裕がありますし。」
↓
民間人のオッチャン
「あぁ、次回から持ってくるからええやろ。
もう並んでるし、盛り付けの途中やし。
ほな、いただくで〜。」
↓
自衛隊調理員
「ここは入島許可証を持参しないと
食事はできないと知っているでしょう!?
アンタええ歳して、こんなことで指導されて
恥ずかしくないんか!?
アンタを許して、皆んな同じように
許可証を持たずに来られたら迷惑なんや!
盛り付けの途中でも取りに行きなさい!」
民間人のオッチャンはしぶしぶ入島許可証を
取りに行ってましたが、食卓に付いてからも
しばらく文句を言ってたけど…黙食ですよ。
やはり厳しいね、自衛隊の規則厳守は。
さて、オッサンはおとなしく
食事をいただきます。
ガツガツ、ガッツ石松。
ごちそうさまでした!
何か、視線を感じるけど気のせいか?
決して量は多くはないが、
必要な栄養はちゃんと考えてメニューが
決められているのでしょう。
硫黄島では太めの自衛隊員は見なかったな。
ランニングしている人も多かったし、
コンビニで夜食を買い食いとかできないから
健康的な生活になっているのか。
いや、売店はあるけどね。
品揃えとか、いろいろ諸般の事情がね。
ともかく、硫黄島ではここしか
食べる所はありませんよ、という話です。
僕もご飯食べたいニャ〜!