かえるくん、東京を救うカフカが文庫で出たせいで、村上春樹熱にとりつかれ何冊か買い揃えて読んだ。最近の体調不良と微妙にリンクする。タイトルは村上春樹短編集「神の子どもたちはみな踊る」に収録された一篇。99年に連作「地震のあとで」として連載されている。ねじまき鳥以降の作品なのだなと実感する。めずらしくもてない男が主人公。ただこの世に対する無常観は共通だ。かえるくんの最期は痛ましいけれど、生まれ変わることは死ぬ苦しみを伴う、ということを考えればこのステップは必要なのかも知れない。