セールドライブと戯れる!パート2!!(分解確認編) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

5月6月とエンジンをオーバーホールして、7月8月とセールドライブと戯れたのに、、、

 

またまたセールドライブと戯れています。。。(泣)

 

9月3日、月曜日12:30全く見えていなく、たぶんキールにヒットして一度沈んで浮いてきてハルにワンヒットした直後にプロペラにヒットした直径15cm位?長さ2m位?の流木によってプロペラが回らなくなりました。。。

 

キールにヒットしたであろう瞬間すら『???』状態、、、ハルにヒットした瞬間にスロットルレバーに手をかけた直後には、、、

 

バキっ!ガリガリガリ〰!!と音を立てながら回転が上がったエンジン、、、

 

機帆走で定格マックス3400回転で回してセーリング+1ノットで帆走っていたけど、即緊急入港決定、、、

 

その場ではパーツの手配も上架も修理もすぐにはできないのでセーリングでホームポートへ帰って来て最後少しだけ知人の漁船に曳航してもらって、辛うじて効くバックでバースへ入れることが出来ました。。。

 

まあ、ここまでの詳細はそのうち、、、

 

 

とりあえず症状は、、、

 

どうやら前進では全くプロペラが回らないが後進は辛うじて回る、、、

 

ということはたぶんアッパーギアケース内の前進用のベベルギアの破損だと思い(新しい仲間もこれでは?と言ってくれていたので)、これなら上架せずにパーツの手配が出来れば修理できるぞ!!と思って緊急入港した港で、、、

 

 

アッパーカバーを開けてみたものの、、、

カバー裏に付いていた前進ギアは無傷???

 

とりあえずウエスでドライブオイルを抜いて、、、

シフトレバー仕組を外してクラッチシャフトを抜いてみたものの、、、

 

どこも異常なし、、、

 

残念ながら後進ギアは道具がないと抜けない、、、

 

とりあえずさらにオイルを抜いてみる、、、

 

スプラインスリーブが見えた!!

 

頼りにしているエンジニアが『過負荷がかかった時にエンジン本体を守るためにあえて先に破損するパーツがセールドライブの中に組み込まれているはずです。』の言葉のパーツ!!

が、残念ながら避難先ではここまで、、、ギアとベアリングが道具がないと抜けないし、抜けたところでアッパーギアケース側からスプラインスリーブが抜けるかどうかわからない、、、どうやら台風でヤンマー本社も代理店も臨時休業のようで電話も通じない、、、しかも上架もできない場所、、、10日には関空からのフライトで海外予定、、、避難先で修理している時間的ゆとりもない、、、

 

ということで避難先では元に戻しただけ〰。。。

 

2018年9月8日、土曜日

 

とりあえず上記と同じ作業を、、、

 

2018年9月9日、日曜日

 

道具を買って来た。。。

 

前回はセールドライブを外してアッパーとロアを分離してアッパーの下から叩き出したけど、上から抜くには特殊な道具が必要、、、

 

いつもの西宮のストレートでは適合する工具がなくて、伊丹のアストロプロダクツへ行って良さそうなのを写真で発見!在庫なし、、、神戸店へ電話で確認すると在庫があったので神戸までドライブ〰、、、

 

『AP ベアリングプーラーセット 11PC』

対応している範囲がそれぞれ大きくゆとりがあり、首が長いのでベアリングだけじゃなくベアリングに付いたギアごと使えそうだったので、僕にとってはかなり高額な工具だったけど買って来た〰、、、こういうのを”器用貧乏”っていうのかな???

 

結局、関空からのフライト調整が出来ず?という言い訳で海外予定が無くなった、、、

 

 

ということでのんびりと修理することに、、、

 

2018年9月10日、月曜日

 

まずはエンジンを、、、

 

船尾側にズラし、、、

 

エンジンとセールドライブを分離、、、

 

何とか隙間から13mmのボックスを入れてボルト8本を緩め、、、

 

アッパーギアケースとマウンティングフランジを分離、、、

 

これでアッパーピニオンギアと後進ギアがズレて、後進ギアがベアリングごと抜ける状態に、、、

 

で、先日買って来たベアリングプーラーを使うと、、、

 

スライディングハンマーで打撃一発、簡単に後進ギアがベアリングごと抜けました!

 

内掛けタイプのベアリングプーラーは真のテーパーシャフトをねじ込むことによって三つの爪が外に開くんですね。

 

探せば適合する工具があるもんです!!

 

さあ、スプラインソケットをピックアップツールで掴んで引き抜きます!!

ヤンマーに確認したら上架して作業してくださいということだったけど特に問題なし!!

まあ、自己責任で!!!!

 

アッパーギアケース側からスプラインスリーブを抜くには十分大きな穴があり、、、

 

抜けた!!

って、あれ〰???無傷じゃん!!!

 

これが原因なら工具+このスプラインスリーブ代1900円で修理できたのに〰〰〰〰!!!(大泣)

 

さようなら〰!!諭吉’s〰〰!!!!

 

 

2018年9月12日、水曜日

 

中11日、船底掃除のために潜ったついでにアッパーギアケースも分解してスプラインスリーブも抜いた状態でプロペラを海中で回してみたら、時々少しカクっと引っかかる感じがするけどほとんど空回り、、、つまりセールドライブのロワギヤケース内のドライブシャフトとプロペラシャフトを繋いでいるベベルギアの破損が原因ということが99%確定、、、

 

これで上架しないと修理不可能ということが判明、、、先にパーツを手配して、できれば朝揚げて夕方には降ろすという超ハードだけど節約整備をしないと、、、