タモリカップクルージング2016 富山編(伊根→富山) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『タモリカップクルージング2016 富山編(往路寄り道編。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12194852132.htmlからの続き。。。

 

 

2016年7月13日、水曜日。

 

宮津湾を出て、メインセールを揚げ、伊根の東に浮かぶ”大島””小島”の近くに17時半頃にたどり着き、4時間半ほどの寄り道クルージングは終了、ジブも揚げ、フリーで快適セーリングだ〰、、、

 

と思った直後に風が変わりほぼクローズホールドに。。。ガーン

 

この雲のせいかな〰、、、

 

前にもあるな〰、、、

 

あっ!後ろの雲が海面と繋がった、、、

 

でも、いい風が吹いてきた、、、このまま逃げ切れるかな〰???

 

やばいな〰、、、横の雲も海面と繋がり出したぞ、、、あせる

 

レーダーにもしっかりと後ろと横の雲が映っているし大島、小島もバッチリ、付近に船舶はいないしコースがキープできる限りは問題なし、、、

↑この写真を撮ったのは18時15分、、、

 

次の瞬間に冷たい風に変わって吹き上がる予感があせる

 

や、ヤバいビックリマーク素早くメンハリを降しすぐに2ポン、、、

 

2ポンができて、リーフロープを整理しようとしたとたんに風が40ノットオーバー汗

 

風下のガンネルを海水が洗うくらいのヒールをしながら大雨が汗

 

少しトラベラーを落としてキャビンへ避難。。。

 

40ノットの強風は5分ほどで納まりしばらくは大雨。。。雨

 

とりあえずはレーダーのFTC機能のお勉強。。。。

 

結局僕の頭の上で急速に発達したスコールだったみたい。。。DASH!

 

レーダーに映る雨雲のなんと大きいことか、、、汗

 

↓18時39分の写真。。。

 

バタバタと25分間慌ただしくさせてくれたスコールはさようなら〰パー

 

空も明るくなってきて一安心。DASH!

 

19時29分にカシャっカメラリーフも解除して快適なセーリングの始まり始まり〰音譜

 

エンジンも止めて、

 

10ノット以上の風を受けたアビームで艇速は8ノットオーバー、

 

快適快適〰音譜

 

船影を探すも全くなし、、、12マイル、、、6マイル、、、3マイル、、、レーダーにも何も見えないのでワッチアラームを付けて1時間のキッチンタイマー&携帯の目覚ましをセットしてぐぅぐぅ

 

 

2016年7月14日、木曜日。

 

が、快適なのはそれほど続かない。。。汗

 

まあ、まだ6ノットオーバーで帆走っているわけだから機走よりは早いんだけど、さっきまで8ノットオーバーで帆走っていたことを思うと、、、

まあ、せっかくなので少し弱り気味のバッテリーなのにレーダーやオートパイロットで酷使してまだソーラーパネルも繋げていないのでエンジンをかけて充電することに。。。

 

周りを見回しても、レーダーを確認しても相変わらず何も見えないのでワッチアラームを付けて1時間のキッチンタイマー&携帯の目覚ましをセットしてぐぅぐぅ

 

1時間ほど寝て、10分ほど周りを確認し艇の状態をチェックしてまた寝るの繰り返しで体はとても楽音譜

 

また、風が上がってきたのでエンジン停止、

 

再び8ノットオーバーの快適セーリング〰音譜

 

能登半島沿いに最短距離で行きたいものの完全にデッドラン、、、しかも風は25~30ノット、、、能登半島の沖には手前のほうに”七つ島”、奥には”嫁礁”という避けなくてはならない場所が、、、この七つ島と嫁礁と能登半島の間をセーリングで帆走り抜けるには最低5回はジャイブしないといけないみたい。。。

 

ということで5回のジャイブなんてめんどくさいので七つ島のさらに沖の”舳倉島”の手前まで行ってからワンジャイブで能登半島を廻っちゃえ~、、、

 

オートパイロット任せのちょっと大回り、、、流石にオートパイロットではこれ以上落とせない、、、ずっと9ノットオーバーで帆走していて、波に乗ると時折10~14ノットで帆走っちゃう。。。オートパイロットでデッドランを帆走るとワイルドジャイブの可能性が、、、舵を持つのもめんどくさいしね〰、、、

 

ということで七つ島を通り過ぎ、、、

 

波高2~3mの波の中でジャイブをしようとティラーを握りながらジャイブプリペンダーを緩めると、、、

 

ブチっ!と何かが切れた音が、、、汗

 

慌ててジャイブは中止、原因を探ります。。。はてなマークはてなマークはてなマーク

 

みーつけた目ジャイブプリペンダーを緩めた瞬間にバンクのシートが切れたみたい、、、

そろそろ交換時期かな~?とは思っていたし、どうもバングの中のシーブのサイズとシーブボックスのサイズが今一で、シーブが小さすぎるのか、少しシートがシーブボックスに擦れて切れそうだったもんな〰、、、(と思っていたけど切れたのは別のところむかっ

 

そんなこんなで舳倉島がも近づいてきていたのでとりあえずジャイブをすることに、、、

 

まあ、バングはなくなってもジャイブプリペンダーがバング替わりになるし問題なし、、、

 

バンっビックリマーク

 

灯台が見えている舳倉島、、、ってこの写真じゃ見えない。。。汗

 

岩がいくつか見えている七つ島、、、ってこの写真じゃ見えない。。。汗

七つ島っていうんだから7つの岩があるんだろうな〰、、、

 

フルサイズの写真の島の部分を切り取ればわかるんだろうけどめんどくさくて。。。(・・。)ゞ

 

 

ジャイブしても当然艇速は9ノットオーバーがアベレージ、風はトゥルーで25~30ノット、、、

 

ジャイブしてしばらく帆走るとヘリコプターが、、、

 

調べたら自衛隊の救難ヘリの『UH-60J』http://www.mod.go.jp/asdf/equipment/kyuunanki/UH-60J/index.htmlみたい。訓練かな?

まさか僕が遭難中なんて思っていないよね?

 

機体の右前にマシンガンが付いてると思っていたけど、『プローブ・アンド・ドローグ式の空中受油装置』だそうです。

 

と、いうことは飛んでいるガソリンスタンドみたいのがあるのかな?と思ってこのブログを書いている今調べてみると、ありました!『KCー767』http://www.mod.go.jp/asdf/equipment/yusouki/KC-767/index.html

 

写真で見ると飛んでいるのにいつもローターが止まるヘリコプター、、、

 

落ちるよ〰にひひ救難ヘリを助けに行かなきゃ〰にひひ

 

というネタになりますわな。。。ちーん。。。

 

まあ、我が艇の上で旋回もせず一定の速度でまっすぐに飛び去って行き、、、30分くらいしてからであろうか、戻って来てまた旋回もせずに能登半島のほうへ飛び去って行きました。。。

 

嫁礁を目視で確認でき、、、

 

レーダーでも確認でき、、、

 

 

チャートでも確認でき、、、

 

少し雲も晴れてきて何となく能登半島が見えて出して、、、

 

嫁礁の灯台を近くで見に行きたい衝動を抑えながら、、、

 

やっとはっきりと見えた能登半島の北東端を目指します。。。

 

当然、今までフリーで帆走していたんだから能登半島を廻り込むにつれアップウインドに、、、汗

 

で、目的地である富山の新湊マリーナの手前の入港路へバウを向けると完全にクローズホールド、、、え〰っ、、、30マイルくらいあるよ〰、、、

 

ランナーとチェッカーを入れようとしたら、カンカンカン、、、汗

チェッカーのTターミナルが抜けた、、、汗そういえば抜け止めのリテーニングプラグ手に入れたのに手に入れてからまだマスト登ってなかった。。。あせる

まあ、レースでもないしとりあえず、まあ、いいか〰。。。シラー

 

能登半島を廻りこんでから6時間ほどクルーズホールドで帆走ってきたけど最後の3マイルほどはダマせないみたいで上りきれないからセールダウンして機走で新湊マリーナへの入港路へ向かいます。。。

 

雨が降ってきました。。。ガーン

 

フラッシュが付いたらこんな↓感じの真っ暗な夜に見えるけど、、、

 

フラッシュが付かなかったら実際に見えている景色、、、低く垂れこめた雨雲の下に富山の明かりがなんだか不気味、、、汗

 

チャートとGPSプロッターと海図とレーダーを頼りに入港路を探し、、、

 

入港路の緑と赤のブイの間を通り過ぎてからはレーダーを頼りに真っ暗なハーバーの入り口を目指します、、、

 

デッドスローで何度か艇を止めながらハーバーの中に入ったものの、何も見えない。。。

 

15mのシングルバースに泊めてくださいと言われているものの、どこが桟橋か分からないはてなマークはてなマークはてなマーク

 

何となく去年のタモリカップの写真でハーバーの配置を思い出し、はっきりとレーダーで確認できるBBQ会場の南側にとりあえず15日0時32分に無事係留。。。

 

雨は上がったものの濃霧で自艇とその前の船の船尾くらいしか見えない。。。

 

ということで、コクピットでシャワーを浴びてさっさと寝るに限る。。。ぐぅぐぅ

 

伊根を出て天橋立まで寄り道して新湊マリーナまで35.5時間、246,9マイルの快適なセーリングでした。

 

平均約6.9ノット、伊根から天橋立まで4ノット程度のスピードで約3時間、 富山湾でアップインドの中6時間帆走したことを考えるとかなり早い音譜

 

しかも、しかもですよ!クルージングといえば正面からの風と相場は決まっているはずなのにフリーでのセーリングが7割近く!しかも伊根から天橋立を回って若狭湾を出るまでの約5時間と途中風が落ちたついでの充電のための機帆走2時間と、最後のアプローチの1時間以外はずっとセーリング音譜音譜音譜

 

初めての日本海、、、これってビギナーズラックかなはてなマークはてなマークはてなマーク

 

『タモリカップクルージング2016 富山編(〇〇へ続く。。。)』