バウの修理(その122 コアのテーパー加工、トリマー編。) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの修理(その121 コアのテーパー加工、準備編。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12159414677.html からの続き。。。



2016年5月12日、木曜日。


まずは、トリマーでテーパー加工する下書き、、、


縦横に32mmピッチで線が描けたら、斜めになっている部分を出力してきた図面を当てて、線を描く、、、こっちが描けたら、、、



反対も、、、



どう見ても、上のほうは0.8mmにトリマーの刃の出を調整しても当たりそうにない、、、汗


このトリマーの刃の出が当たりそうにない部分は前回の修理でデッキから巻きこむように積層した3層、、、


下のほうはほぼ面一、、この辺りはオリジナル部分のフェアリングフィラーをすべて削り落とした部分。


元々は19mmのコアに外皮として1121g/㎡のダブルバイアスのEグラス1.4mmと200g/㎡のウェビンロービング0.23mmが貼られていた上にフェアリングフィラーがあったので、新しく貼ったコアの下には600g/㎡のダブルバイアスのEグラスが1枚0.8mm、コアは0.8mm削った部分なので、この辺りに入れたパテの厚みは1.63mm以下ということになる。


まあ、それでもやっぱりエッジ部分は0.8mmと1.6mmの半分ほどは上手く削れなかったDASH!



まあ、削れなかった部分は最後ランダムアクションサンダーで削りますかDASH!



ドンドン削っていこうグー次は2.4mm!



まあ、同じくエッジ部分は削れないわな〰。。。パンチ!



削れず残る部分はしょうがない、、、



全体が削れたらそのテーパー率に合わせてランダムアクションサンダーで。。。



これだけ厚みがあればな〰、、、


!?


ということは、この上に3層のトライアクシャルのEグラスを積層するんだから、この辺りって膨らんでしまうんじゃ、、、!?


ということは一応計算済みだけどれくらい誤魔化してフェアリングできるかな〰???


まあ、フォアーステイのチェーンプレートの幅を変えたいのでその分デッキレベル近くでは少し幅広にしないといけないんだけど。。。



兎に角、今は構造的に復活させることだけを前向きに進めよグー


倉庫でテーパー加工するよりかなり楽音譜


倉庫では右手にトリマー、左手に掃除機、その左手でさらにコアを抑えつつ屈んで作業しないといけなかったのが、ここでは、、、


コアはしっかりと船体に接着固定されているし、多少散らかってもいいので掃除機はいらないので両手でトリマーを支えれるし音譜


ただ、コアのスリットのマイクロバルーンエポキシパテの部分にビットが当たった瞬間には少し振られるけど。。。DASH!


それでも、ここまで一気に3段分削ってもトリマーは大丈夫だった音譜

冷却休憩入れながらでも今日中に終わるかな?


トリマーの冷却中に、次の上部のややこしいところを削るマーキングを、、、



左右にしたら、、、



ランダムアクションサンダーでステム側をざっくりとサンディングします。。。


↑こあの一番下は既に0.8mm、1.6mm、2.4mmのテーパーになってきています、、、

とは言っても一番下の0.8mmは削れていなくて、1.6mmも半分くらいしか削れていないけどね。。。汗


さあ、前と、この部分がドンドンテーパー状になっていくぞグー



トリマーには時々冷却休憩をしてもらいながら、、、



冷却されたら削る、、、



削る、、、



トリマーの冷却休憩中に隙間をチェック、、、


マイクロバルーンエポキシパテの粘度が、、、



粘度が、、、



えーい爆弾


隙間があるより継ぎ接ぎでもコアを入れなおして、マイクロバルーンエポキシパテの隙間がなくなるほうがいいやグー


あっ!なるほど!コアを入れる時に角の部分にRを付けたけど、そのRが大きすぎたところと、下の隙間が大きすぎたところのマイクロバルーンエポキシパテが流れ出てしまったのね。。。DASH!



こっちも隙間が大きかった部分のマイクロバルーンエポキシパテが流れでてしまったのね。。。DASH!



と、いうことは、、、ここも、、、



やっぱり。。。DASH!



ここも怪しいと思っていたけど、、、ここはバルサをマイナス気味に削っていたから中で大きな空洞ができてしまったみたい、、、DASH!


まあ、でもこれでマイクロバルーンエポキシパテが作業途中で厚みがあるまま固まってしまった失敗ではなくて、緩すぎて隙間の分が流れ出てしまったということが分かったので、スリットの隙間から少しでも出てきていればその周りは1mm以下のパテで圧着出来ているということが分かったぞ合格




よし、ドンドン削っていこう!



ってか、トリマーは大丈夫でも僕の手が、、、トリマーを押している指が痛くなってきたあせる

マメができそう。。。あせる


でも、出来た〰!!


この最後40mm幅の部分は単にトリマーのベースを当てやすくするためだけに貼りつけた部分、、、


この部分を削り落とせば、、、



トリマー加工は本当に終了クラッカー




中央部分にマイクロバルーンだけになっているところは、先日のサンディングで1.4mmほど削ってしまったからコアがトリマーで削れてなくなってしまったんだろう、、、この辺りのコアは19mm厚を両面から8.8mmずつ削ってるんだから、、、まあ、1,4mmのコアの誤差なんて問題じゃないけど、、、



全体的に綺麗なテーパーになって、表側のコア部分の積層と、全体的な構造の表層が最後のフェアリングの時に削れなければOKビックリマーク



あっ!裏層も削っちゃったよあせる


って、コア部分だから問題ないけど。。。


ステム側もきれいにテーパーになってる合格


この前にまたコアを貼りつけて、それをテーパー加工して、、、


こっちは、不要な部分をサンディングしないとな〰。。。DASH!




し、しかし、終わったとは言っても、、、つ、、、疲れた〰あせる


午前中にマーキングして昼から4時間半ほぼぶっ続けでバウハウスの中、、、倉庫より作業環境がいいとは言っても作業量は3~4倍に増え、しかも船が通るたびに水面ギリギリに設置しているバウハウスは下から波に叩かれるあせる


もうこれ以上は体が動かないという状態、、、か、帰れるかな???



『バウの修理(その123 コアのテーパー加工、修正編。)』へ続く。。。