ブォナ セーラー!!
干場です。
Q1
待ってましたぁ~。
そ~ゆ~オタッキーとゆ~か、服飾変態(失礼!!)みたいな話、もっと聞きたいです。
オーダーって、仕立てて下さる担当者のセンスも重要で、難しい面もあるのでは?
BY たかB写 さん
A1.
たかB写さん、こんにちは。
そうですね~、基本的に、オーダーは、それぞれのハウススタイルがあるんですよね。
イギリスとイタリア、アメリカでも、オーダーの考え方は違うし、細かく言えば、イタリアでも北のスタイルと南のスタイルで差があります……。
イギリスで仕立てると、肩の傾斜の角度が、イタリアモノとはかなり異なったりもします。
イギリスのオーダーは、体型補正という考え方がメインになります。
つまり、体型がよりよく見えるように、芯を使って補形していく!
イタリアのオーダーは、体型補正というより、その人のカラダつきをより美しく、そして自然に見えるように仕立てていく。
ナトゥラーレ(自然体)=エレガンテ(エレガント)ということになるのです。
オーダーには、お国柄も出ますし、その国が考える美しいとする基準も違うんです。
ですので、まずは、ハウススタイルを知るより、自分がどこの国のスーツが似合うか、どこの国のスーツが好きなのかを知ることが大事になってきます。
自分の体型を知ることもオーダーでは大事ですね。
身長、胴回り、ウエスト、バスト、背中の丸み、背筋角度、腕は長いのか短いのか、手首は細いのか太いのか、脚は太いのか細いのか、それから首の長さ、顔の大きさ(顔幅)など、人によって、スタイルは皆さん違うはずです。
オーダーするからこそ、一番、自分の体型を美しく見せてくれることが望ましいと思います。
僕も、自分のスタイルが一番よく見えるようにオーダーします。
例え、テーラーの方が「肩幅をもう少し狭くした方がキレイに見えます!」と言っても、僕は通常の肩幅より左右で1.5㎝ぐらい余裕を持ちます。
なぜなら、ビシビシの肩幅で上着を作ってしまうと、窮屈で着心地が悪くなるからです。
そして、ピッタリの肩幅で作ると、大きい顔がよけいに大きく見えてしまうからです。
パンツのワタリ幅や裾幅にも、十分に注意を払います。
なぜなら、僕は比較的に細いほうなので、あまりに細くスーツを仕立ててしまうと、貧弱に見えて、そこらへんのお兄ちゃんのようなスーツスタイルになってしまい、貧相に見えてしまうからです。
・・・って書いていたら、どんどん長くなってしまった。
今度、オーダースーツやオーダージャケット、オーダーコート、オーダーシャツの回を設けますので、お話ししますね。
では、次の質問に。
たかB写さん、ありがとうございました。
それでは皆さん、また次回!!
チャオー!