ブォン ジョルノ~!!
干場です!
ようやく腸痛も治りまして!
今日からまたガンガン行きますね!!
さてさて、 先日のビームス「ブリッラ ペル イル グースト」のラインで、無藤さんと白井さんに仕立ててもらったスーツのお話の続きですが・・・。
なんと、なんと、なんと、なんと~!!
待った甲斐がありました。
素晴らしい一着が出来上がりました~。
コレです!
う~ん、普通。(普通かっ!!)
実に、普通。
どこからどう見ても、普通のネイビースーツじゃん・・・。
「なんだよ、ホッシーが、ビームスの無藤さんところでスーツを仕立てたからっていうから、どんなに凄いスーツかと思ったけど・・・。」
「ハッキリ言って、たいしたことないじゃん」
と言う声が聞こえてきそうですね・・・。
ですよね・・・。
写真では、そう見えるはずです。
でもね、違うんです。
細かい部分を見ていくと、全然、違うのです。
まず、素材。
生地は、前にもお話ししたとおり・・・。
カルロ・バルベラの100%カシミア。
しなやかで、暖かくて、着心地がいいのが最高のキモ!!
「普通に見えて、触れるとビックリ!」します。
こういうスーツに、女性は弱いと思うんですよね。(出た~、勝手な思い込み2010!)。
寄ると、こんな柄です。
ほら、見てください。この柄。
「普通に見えて、ネイビー地にうっすらと細かいハウンドトゥースのチェック柄入っているでしょ!」
近くまで、寄らないとわかりません。
実にシッキッスィモ~!!!
こういうスーツに、女性は、弱いと思うんですよね。
出た~、勝手な思い込み2010パート2!!
って、黙れ!!
しつこいわ!!
前から見ると、こんな感じ。
オーソドックスなノッチドラペルの 3ボタンの段返りです。
スーツは、シングル2ボタン、ダブルの6ボタン、ピークドラペルなど、ボタンの数やデザインもいろいろありますが、結局、この形(オーソドックスなノッチドラペルの3ボタンの段返り)が一番インターナショナルで通用する気がします。
一番、無難というか。
迷ったら、3ボタンの段返り。
というか、迷わず3ボタンの段返りで。
袖の裏地は、白×茶のストライプで!
う~ん、ネイビーとのコンビネーションが、なんとも美しいですね。
パンツは、1プリーツ。
裾幅は、19.5cm。
裾の仕上げは、4.5cmのダブルです。
一番ベーシックなデザインのスーツを仕立てているとはいえ、ラペルの幅、ゴージの位置、着丈、胴回りの幅など、徹頭徹尾、細かい部分のバランスには、こだわっています。
例えば、ボタンひとつにしても・・・。
ボタンの色は、コチラ。
シックなダークブラウンです。
よく見ると、マーブルになっているのが上品です。
もしも、スーツを持っている方がいたら、自分のスーツのボタンと、よ~く見比べてみては?
何かが違うのです。
え~???
どこどこ???
そう、実はね。
ボタンの穴の大きさが違うんです。
細け~(笑)。
ヲタクやんけ・・・。
そんなの、わからないし、気にしなくて、いいんじゃないの?
スーツオタクじゃないんだから(笑)。
すいません、僕はスーツオタクです(笑)
そう、実はね、従来のボタンよりも、穴の大きさが小さいんです。
なぜかというと、 ボタンの穴が小さいと、ミシンでボタン付けることが出来ないんですね。
だから、ずばり手で縫っているということの証。
ハンドです。
ハンドパワーで
やめい!!
ミシンで、簡単につけたボタンは取れやすいんですね。
手でボタンを縫い付けることで、よりボタンが取れ難くなるのです。
細かい部分なんですが、スーツ作りは、こういう細かい部分も大事なのです。
ボタンを横から見ると、下が丸くお椀のようになっているでしょ!
こういう形状にすることで、ボタンのかけやすさが変わるのです!
細け~(笑)。
細かい部分なんですが、スーツ作りは、こういう細かい部分も大事なのです。
ね!毎日のことですもんね。
スーツを着るときに、着やすいというのも、良いスーツ作りの秘訣なんですね。
長くなりましたのでここまでにして・・・。
続きは次回!!
では。
チャオ!!