ブォナ セーラー!!
では、今回のご回答コーナーは・・・。
前号予告のとおり・・・。
オヤジッスィモさんの素晴らしい、ポケチに関する以下のご質問にお答えする回と致します。
Q13
ポケットチーフを挿すのは足し算だとは思うのですが、挿さない方がいいのはどんな場合ですか?
A13
基本的に、僕自身はどんなジャケットにもポケットチーフを挿します。
が、金ボタンのネイビーブレザーで、正統な着こなしにするときにはあまり挿しません。
金ボタンで十分に華やかさがあるので。
デニム姿でカジュアルな場合には、たまに挿します。
こんな感じです。
全身で引いたときに、金のボタンが目立つでしょ。
これで、十分なのですが、この場合は、ボトムがデニムなのであえて僕はチーフを添えています。
チーフがネイビー地にブラウンの地味なペイズリーなので、同化して見えるかえら派手には見えないんです。
これで、派手なチーフを入れると、着こなしのハーモニーが崩れてしまいます。
これでも、ちょっとやり過ぎだな~と感じる人は、チーフを入れなくてもいいと思います。
何事も、バランスですね。
ちなみに、このブレザーは8ボタンのダブル。
これでネクタイをしめたり、ボトムスをグレーのパンツにして、正統的に着こなす場合はあえてチーフを挿さないんです。
やり過ぎだから。
今は亡きファッションジャーナリストの落合正勝さんも、金ボタンのネイビーブレザーの場合は挿さない方がいい!とおっしゃってました。
とはいえ全体のバランスもあると思うので、基本は、全身を鏡で見たときに色を多く使っている場合は挿さなくてもいい、と考えればいいでしょう。
いかがですか?
スーツの場合は、白い麻のチーフを挿します。
チーフも入れ方次第で、地味にもなるし、華やかにも見えます。
この日は、ちょっとしたパーティに出席する予定でしたので、こういう風に、チーフに4つの角を作った「王冠風」に入れています。
王冠風じゃなくてさー。
王冠以上だろ、このド派手さは!
バランスも何もないわ・・・。
晒しー!
これで、派手だな~と思う人がいたら(太田じゃないですよ、王冠風のチーフです)、もちろん入れなくてもいいと思います。
適材適所、そして自分がどう思うか?
他人がどう感じるか?というのが、大切なのですね。
ちなみに、同じシルク素材のペイズリーのチーフでも、シルクの素材感(光沢のある・なし)によって表情が事なります。
こちらは、光沢のないペイズリーのチーフバージョン。
ちなみにこれは、ナポリのロンドンハウスで購入したマリアーノ・ルビナッチ のもの。
光沢がなく、マットな表情なので、ディタイム(昼)に入れるのがいいでしょう。
例えが、入れ方でも差が出ます。
これはパフドスタイルで入れたバージョン。
光沢が少なく、シックな印象ですね。
ネイビー地にブラウンの割合が多いので、スーツの着こなしもネイビー地のストライプスーツに似合います。
靴をブラウンスエードにすると、マットな質感で、上品なハーモニーが生まれます。
これクラッシュ・パフドスタイル。
こうすると、マットな素材感でも、ちょっと派手な印象になります。
こちらは光沢のあるペイズリーのチーフバージョン。
ちなみにこれも、ナポリのロンドンハウスで購入した「マリアーノ・ルビナッチ」のもの。
光沢があって、艶やかな表情なので、ナイトタイム(夜)に入れるのがいいでしょう。
例えば、レストランでのディナーに映えますね。
入れ方でも差が出ます。
これは、パフドスタイルでいれたバージョン。
ネイビー地にゴールドという色もそうですが、光沢があってやや華やかな印象です。
上品で落ち着いた、やや暗めのレストランのディナー時に最適ですね。
これは、クラッシュ・パフドスタイル。
こうやって入れると、光沢があるペイズリーなので、かなり派手な印象になります。
パーティ・スタイルには、もってこいですね。
ちょうどいい機会なので、次回は僕のチーフコレクションの一部をお見せしたいと思います!
まだまだ続く、ポケチ談義に乞うご期待!!
チャオ!!!