ヴォンジョルノー!
皆さんこんにちは。
今回は、前回に引き続き、「ジャケット+デニムスタイルの今」、と言うテーマで、僕の私服スタイルをご紹介していきたいと思います。
まずは、ジャケット+デニムスタイルの変遷について。
10年前はどうだったでしょうか・・・・・。
というと、ドルチェ&ガッバーナ などの、モードブランドの黒いジャケットに、白いシャツや黒いシャツそして股上の浅いデニムに、少しとんがった靴。
こんなイタリアンモードなジャケット・デニムスタイルが主流でした。
この着こなしは、全世界で浸透し、いわば男の定番になりました。
現在もあるし、このスタイルは今でも定番としてカッコイイですね。
その後のジャケット・デニムスタイルは、そう、パリコレからディオール が出てきて変わりました。
ピターッと細くて腕の長いタキシードジャケットに、同じくピターッと細くて裾の長いブルーデニムスタイル。
ロング&リーンのスタイルというのがお約束でした。
エディ・スリマン というデザイナーの登場で、ジャケット・デニムスタイルも一気に超細身に変わったのです。
で、しばらくして出てきたジャケット・デニムスタイルが、今度はヨーロッパモードではなく、アメリカンな流れ。
ラルフ ローレン やトム・ブラウン がでてきて、それまで細身に仕立てられたテーラードジャケットに細身のデニムだったのが、ボックスシルエットのジャケットと、はき慣れたストレートデニムをロールアップするスタイルに変わったのです。
言って見れば、アメリカの逆襲ッスィモ!
イタリアのセクシーな流れや、フランスモードのおしゃれすぎる感覚の反動から、「アメリカものの武骨な(男クサイル?)感覚」や「細すぎじゃない自然体の男のほうが格好いい!」みたいな気分になったのかもしれません。
とにかく、こうして、時代とともに気分が変わり、合わせるアイテムや色合い、バランスが変わるんですね。
最近では、イタリアのクラシック・カジュアル・ブランドも、アメリカの流れの影響を受けて、さまざまなデニムを登場させています。
ヤコブ・コーエンに始まり、インコテックス、ボレッリ、そして現在人気のPT-01。
で、それに伴い、ジャケットも、肩がしっかり入ったものや、肩パッドがない、よりソフトな着心地のジャケットになってきたのです。
やっぱり、格好良くても窮屈なものより、軽くて、カンファタブルさを求めるようになるんですね。
人間、貪欲ですから。
前置きが長くなりましたが、そこで今のジャケットがこんな感じなのです。
クラシックがベースにありながら、ノーライニング(ライニング無し)で、一枚仕立て(芯地無し)。
当然、ノーパッド(肩のパッドも無し)で軽い。
見た目も、ガチガチのクラッシックスーツのディテールではないんですね。
次回以降は、いよいよ、ジャケット+パンツスタイルのディーテイルに入って行きますのでご期待下さい!
チャーオ!!