こんにちは、干場です。
今回は、少し堅めな感じでいきます。
今日はファッションアイテムも出ません。
ヴォンジョルノ!もチャオ!も○○ッスィモ!も封印してます。
が、是非読んでいただきたい回です。
雑誌「ブルータス」の2009-10秋冬ファッション特大号、
「Mr.Gentleman」という特集を読んで、自分に響いたことをお伝えしたいと思いました。
とても面白い企画でした。
読んで少し背筋が伸びました。
特に66~67ページで遠山周平さんの書いていた
「仕立て屋の歴史と日本の紳士たち」
が、読み応えがあって面白かった。
僕自身、3代続いたテーラーの息子として育ったと言う理由もあるかも知れません。
和装だった日本に、洋服やスーツがどうやって根付いてきたか、
そういったことを知ることが出来るので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょう。
また、114~117ページの
「あなたにとってジェントルマンとは?」
という、各界の27人のプロからのコメント企画も、男としては気になるところでした。
特に二人の大先輩の答えが素晴らしかったです。
まずは、カメラマンのM.HASUI さんの「あなたにとってジェントルマンとは?」の答え。
「自分の生き方やスタイルを貫き通すことにブレがなく、それを見る人に自然に好感を持たれ、リスペクトされる人。」
その通りだと思います。
こういう人こそ、ジェントルマンですね。
続いては、ファッションジャーナリストの平川武治さんの、
「あなたにとってジェントルマンとは?」の答え。
「その昔 ”なんちゃって” 今 ”小シャレタ” 僕たちのGentleman諸君へ
”本質”を知らぬ表層のGentleman/紳士気取りは最も鼻につく日本的。
教養もなく、思想も持たずして立ち居振る舞いもレディファーストもできぬ、
気骨なきGentlemanよ!
戦後の私たち日本男子は、あの8月15日からわずか200日間で、
見事に精神の去勢手術を施され、インポテンツになってしまったね。」
と、まだ先は続くのですが、この一文を読んでノックアウトされました。
我に返りましたね。
思想なくして、真のGentlemanになんてなれるわけないですね。
なんだろう、僕の思想、ってね。
モノの本では、
思想とは、人生や社会についての人の考え方のことで、社会意識(社会生活の中で歴史的に形成され、その社会の人々に共通性のある意識)の諸形態に属している・・・・・、
と書かれていますが、思想ね・・・・・。
難しい!
「今から医者にはなれないけど、人を格好良くして、人に喜ばれたい」
とか、
「どうでもいいものにたくさん囲まれて生きるより、少量でいいから良いものに囲まれて生きていきたい」
とか、
「僕より後に生まれてくる世代(自分の子供も含め)に、生きやすい環境をつくるため何か役に立ちたい」
とか・・・・・。
考えれば考えるほど難しい。
とにかく、このブルータスは響きました。
編集長の西田さん、素晴らしい企画をありがとうございました。
平川武治さんのブログ もご興味あれば読んでみてください。
あ、赤ワイン飲みながら書いてたら、もう朝の5時だ!!
今日もちゃんと寝なかった・・・、マズイ。
ということで、皆さん、また次回お会いしましょう!