夏男の自分にとって、切っても切り離せない…沖縄!

今年も行ってまいりました(*‘∀‘)

 

とは言いましても…今年はなんか…少し…違う。

 

と言うのも、

 

 

美ら海水族館にも行かず…

 

 

国際通りにも行かず…

 

 

ジャッキーステーキも…

 

 

新垣ぜんざいも食べず…

 

 

その他、観光名所にも一切行かず…

 

その殆どをホテルで済ませると言う、ぐーたら旅行(>_<)

滞在期間中、嫁はそのほどんど毎晩、マッサージに通い、自分はそのほとんど毎日プールでのんびり過ごしました。

 

まぁ、考えようによっちゃ~新たなステージにたどり着いたとも言えなくもない、心と身体を完全回復させる為のリフレッシュ旅行だったデスネ(*‘∀‘)

 

 

 

 

ただ、

 

 

釣りには行きました!  一回だけだったけど。

 

旅行に行って釣りに行かないなんて、自分の辞書にはありませんから、そりゃ行くんですけども、今回は今迄の沖縄釣行とは少し違い、キチンと大物を釣り上げようと、タックルもポイントも考えての釣行でした。

 

今までも大物(GTとか)を狙った釣りには足繁く行っていましたが、それでも釣れたら良いな…と言う、どちらかと言うと楽観的な釣行イメージ。

でも今回は、キチンと大物を釣り上げるべく、行く前から丹念に下調べを行い、魚が釣れるべくして釣れる、戦略的な釣行イメージです!

 

そこで重要なのが、『 武器 』 となる、タックル。

今回は、モバイルタックル総動員での攻撃的布陣を用意!

 

ロッドは、ヤマガブランクスのシーウォークとスミスのオフショアスティックpack70

パドルはマーシャスカーボン4ピース

そして、カヤックは…

 

 

アドバンスワークス マリンスピーダー(インフレータブルカヤック)

 

スペックは

全長:330cm

全幅:80cm

重量:17kg

キャパシティー:120kg

価格:¥102.900-

 

自分の思い描く100点のフィッシングカヤックと言うのは、自分の知る限り、今現在存在してない。

何故ならば、走破性・安定性・回転性・積載性・利便性が全て100点のカヤックなんか存在しないからって言うのが、理由と言えば理由だけど、そもそも釣りモノに応じて100点の内容が変わるんだから、100点のカヤックなんか存在しようがないのである。

 

例えばキャスティングゲームでの大物釣りの場合、数少ない大物を探すため、カヤックは良く走る足の速いカヤックが良いんだけど、いざ大物が掛かった時は回転性の良いカヤックの方が魚が走る方向に向きを変えやすいのでこっちの方が良い。

だけど、足が速くて回転性の良いカヤックと言う相反する性能を両立したカヤックなんて存在しようがないって言うのが現実。

 

では、このマリンスピーダーはどうだろう?

 

12ft以下のインフレータブルカヤックという事で、船足は然程早くない事が想像できる。

が、フラットハルの小型カヤックなので、回転性の良さも同時に想像が出来る。

自分の場合、標準装備のハル面に取り付けるフィンをあえて外し、完全なフラットハルカヤックとして今回は使用した。

 

その理由は、然程早くない(と思われる…)船足ならば、魚が掛かった時の回転性能を重視した方が、魚を釣り上げるという事を真剣に考えれば有利だと言う判断から。

 

そして、もう一つの理由は、沖縄と言うポイント。

 

沖縄などの南方での釣りの場合、カヤックフィッシングにおけるポイントはリーフエッジの近辺がメインになる。そのリーフエッジ付近に行くまで、遠くても1K程度、近くなら数百メートルで到着してしまう。こんな近場なら、船足は必要ないと言う判断。

 

 

狙い通り!!

 

自己最高記録の145cmのシイラをゲット出来ました!!

 

カヤックは自分の思い描いた通り、魚の引きに合わせてくるくると回転し、カヤックが自動的に魚の体力を消耗させてくれた。

 

魚の取り込みに時間をかけるカヤックフィッシングに置いて、魚とのやり取りをいかに楽に熟すかって言うのはこれまで経験した大物釣りに置ける最重要なテーマ。

コレを難なくやってのけたマリンスピーダーの性能は、間違いなくコレからのカヤックフィッシングシーンに新しい1ページを切り開いてくれると言う確信を得た貴重な体験だった。

 

 

検証の結果、巡行スピードは3㌩少々。恐らくフィンを装着すればあと0.5㌩程度は船足が伸びる可能性が有る。

3.5㌩が巡行スピードだとすれば、普段使いのフィッシングカヤックとしても十分通用する船足だし、今までリジット艇を置く、スペース的問題で購入を諦めていた様なユーザーにはもってこいのカヤックではないだろうか?

そして、何より17キロと言う軽量さ。何はさておき17Kは軽い!自分だったら片手で持ち上げられる重さだったし、どんな小さな車でも何処にでも持ち運びが出来るし、送る事も飛行にで運ぶことも出来る。因みに今回乗った飛行機では追加料金は必要なかった。

 

ただ、問題も確かにある。

インフレータブルカヤックは、頑丈なドロップステッチ加工だとしても、やはり風船型カヤックであるので、釣り針や魚のひれ等、鋭利な物質に対しては十分な配慮が必要になってくるし、劣化や熱膨張等による破裂、粗雑な扱いは注意が必要。

 

しかし前も行ったが、100点のカヤックなんて無いんだから、何かに配慮するって事は、どのカヤックに置いてもある事なので、デメリットがあるから駄目だ…という事にはならないし、そう思った時点でそのものの可能性を消失してしまう危険な考察だとも思います。

 

何にせよ、今回の沖縄カヤック釣行においては、このカヤックの末恐ろしい可能性を垣間見た大変ためになった釣行でした。