こんにちは。美都です。
いつも来てくれてありがとうございます。
ステキブンゲイ、純文学、で、検索。美都の作品が読めます。
最新作は、 「月子と思い出の海、再び」 です。
プチ鬱になった月子を、心理カウンセラーのてつさんが
思い出の海に連れていきます。そこで月子は不思議な体験をします。
美都の作品をクリックして、美都の名前をクリックすると、
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純文学の話題、で、美都の顔をクリックしても出てきます。
さてさて、読書の秋、その後のパート2 です。
「月子シリーズ」の根幹をなすカウンセリング。
その王道は、「月子の暑い夏」や、その後、月子が受けた、
カウンセラー養成講座のベーシックの最初の授業で受けた、
「クライアント中心療法」
その創始者たる、カール・ロジャーズさんについて知りたくなり、
(十数年前に、カール・ロジャーズさんの本は4~5冊ほど読んだのですが)
諸富祥彦さんの「カール・ロジャーズ入門」を買っちゃいました。
自分へのクリスマスプレゼント前倒しです。^~^;
読んだ感想。
よかったですぅ。感動でしたあ。
まず、全体の三分の一を割いて書かれた、ロジャーズさんの伝記。
すぐ読めるだろうとタカをくくっていたのですが、
終わらない終わらない。延々と伝記が続いていく。
その結果、ロジャーズさんのことを
カウンセリングの神様として、崇め奉っていたのですが、
人間ロジャーズが描かれていて、ああ、こんな人だったのかあ、
と、親しみを感じました。
そして本編の、クライアント中心療法について。
美都、ちょっとばかし、誤解してました。
作中、共感的理解で、「オーム返し」をメインとした書き方をしてましたが、
オーム返しも、ある意味、いいのですが、「感情の反射」もいいのですが、
相手が言わんとしていることを察して、それを確かめる、
という意味が込められていたのです。
彼の感じていることを、細かいニュアンスまで、
あたかも彼自身のように感じる、受け止める、
そのことが大事なのでした。それを確かめるために、つまり、
感じたその先に、「~ですね」というオーム返しがあるのでした。
そしてメインは、
やがてカウンセラーは消えていなくなる、です。
クライアントは、カウンセラーといっしょにいながら、
まるでひとりでいるかのような気持ちになっていく……。
クライアントは、ひとりになったとき、変化、成長する、のだそうです。
だけど、物理的に一人でいるときは、ひとりにはなれない。
何人もの外野の声が聞こえてくる。
カウンセラーがいて、感情を映し返されて、
だんだんとひとりになっていく。
のだそうです。
後半、「クライアント中心療法」と書かず、
パーソンセンタード・アプローチ、と書かれていました。
クライアント中心、から人間中心、ですね。
しかも、セラピー(療法)ですらない。
治す、という意味さえなくなってしまっている。
トランスパーソナルの本も含めて、
新しく仕入れた知識を、
次回から(新シリーズ?)から、生かしていきたいと思っています。
ちなみに、トランスパーソナルについても、
かつて読んでいた知識から、ころっと一変して、
新しい情報を元に、展開していこうと思ってます。
といっても、「トランスパーソナル心理学入門」で、1999年。
「カール・ロジャーズ入門」で、1997年。
古い本なんですが。^~^;