夫は、私の「〜やって」に対して、昔から嫌な顔もせず、文句も言わずにやってくれます。



それは、育児でもそうです。夫は、長男が生まれた時から「パパ」をしたくてたまらなかったのです。

お風呂も、オムツ替えも、ミルクを作って飲ませるのも、何でもしました。





長男が小学校に入学後しばらくして、近所の同級生の男の子が、2回、長男がかぶっていた学校指定の黄色帽子をとりあげて、地面に投げたそうです。

また、ある時は、嫌がる長男が手に持っていた紙を取り上げたそうです。


長男は「やめて」と頼んだにもかかわらず、やめてもらえなかったそうです。元々、大人しい性格の長男にとっては、その行為がいやで、いやでたまらなかったようです。


私は、住宅街の通学路で、帽子をとりあげて、地面に投げる行為は危険だと感じました。

通学路には、幼稚園と保育園があり、送迎の自転車や車がよく通ります。

取り上げられた帽子を慌てて拾うとして、安全を確認せず、車や自転車にぶつかる可能性もあります。


その為、平日が休みの日の夫に、ある朝、内緒で長男の後ろをつけて、もし、同級生の男の子が長男の帽子を取り上げて地面に投げたら、注意をして、危険であることを話してほしいと、私は頼みました。


夫は、長男にバレないようにつけていたそうです。

途中で通学路を歩く長男から離れて別の道から先回りしたそうです。

先回りした先で待っていると、長男が走ってきたため、声をかけたそうです。


長男「あっ、パパ!どうしているの?」


「長男くん、どうした?走ってきて。」


長男「〇〇くんに帽子を取られて、またポイってされたの」


夫は、男の子に

「この道はね、自転車も車も通るから、帽子を投げたら、危ないよ。人の帽子を勝手に取って投げたら、ダメだよ。」

と注意をしたそうです。


男の子はわかってくれたようで、それ以降、長男に対してちょっかいは出さなくなりました。


でもね、夫くん、結果はよかったけれど、私は視界にはいる距離で、長男の後ろをバレないようについて行って、見ておいてねと頼んだよね?

なぜ、途中で、別の道をいくの?

その間に、私が注意してもらいたかった行為が起きてしまったんだよ!

見て、その場で注意してほしかったんだけれど!!💢




海外に住む甥っ子が休みを利用して一時帰国をしたため、子供達が通っている小学校に数週間通うことになりました。毎年、夏休みに、フランスやアメリカに住んでいる子たちが小学校に通っています。


甥っ子が使う教科書、文具やピアニカ、体操服などを私が用意しました。

荷物が多く重たい為、ちょうど初登校日が仕事が休みの夫に、小学校まで運んでくれるように頼みました。

ついでに、子供たちと一緒について行き、登校する小学生たちの見守りもお願いしました。(月一回、朝に自宅付近に立ち、登校を見守るというのがありました)


ちょうど、登校中に地震がありました。かなり揺れましたが、夫が一緒ということもあり、電話はつながりませんでしたが、私は安心しきっていました。

幼稚園児の三男は私と一緒に自宅にいました。


電話は通じませんでしたが、LINEはできることに、長男と毎朝一緒に登校している同級生のママさんからのLINEで知りました。


ママさん「地震びっくりしたね!〇〇(ママさんのお子さん)が水筒を忘れたから、追いかけたら、揺れたよ。

少し先に子供たちが見えて、なんとか追いついたから、よかった。怖がっていたけれど、大丈夫だったからね!」


「ありがとう!って、うちのだんな、いなかったの?」


ママさん「その時はいなかったよ。でも、しばらくしたら、学校の方から自転車に乗ってきたけれど。」


夫が帰宅してから、

「地震があった時、どこにいたの?」


「学校にいた。職員室の前で、〇〇ちゃん(私の妹)たちに荷物を渡していたら、急に揺れて、慌てて子供たちのところに戻った。大丈夫だったよ。」


「私、ちゃんと子供たちについて、見守ってねと頼んだよね?

それなのに、なぜ、途中から、子供たちを放って先にいくの?」


「〇〇ちゃん(私の妹)たちが、もう学校についているかなと思ったから、荷物を渡そうと思って。」


「何時くらいに学校に着くからと伝えているんだから、別に先に急いで渡しにいく必要はないよね?


あなたがいない時に地震が起きたじゃない!一緒だと思っていたから、電話は通じなかったけれど、こっちは、安心しきっていたんだよ!

大人がそばにいたら、子供たちも不安じゃなかったのに。


なんで、私が頼んだ通りにしないの?

長男くんの帽子の時もそうだったけれど!


父親として、ちゃんとやってよ!!


肝心な時にいないって、どういうことよ??」


「ごめん。まさか、地震がおきるなんて思わなかったから。すぐに戻って、安全を確認して、学校までついて行ったから。」


「地震は、いつ起きるかなんか分からなくて当たり前!

だから、幼稚園でも、訓練があるんでしょ!!

三男くんは、私に言われる前に、自分でテーブルの下に隠れたよ!

先生たちから言われた通りにちゃんとできて、なぜ、あなたは私の言う通りに出来ないの?

大金を使ったのがバレた時に、『私の言うことを聞くから』と言ったのは、あなただよ!」


「本当にごめんって。

これからは、言われた通りにするから。」


その横で、三男は得意げに、夫に、

「テレビを見ていたら、揺れたから、テーブルの下に隠れたよ!ママが『テーブルの下に隠れて』と言ったけど、『もう、隠れてるよ!』と言ったの!」


夫くん、幼稚園児でも先生から言われた通りにできたのに、なぜ、あなたは肝心な時に言われた通りに出来ていないの?





私の父が入院していた時に、前日に「明日の4時に主治医が説明する」と知り、海外にいる妹たちからも、母だけ聞くのは心配だから一緒に聞きに行って欲しいと頼まれました。


当時、幼稚園児と小学生だった子供たちの帰宅時間と重なるため、夫に帰ってこれないか頼みました。

夫は、夜に友達と会う予定が入っていましたが、私も主治医からの説明を聞いたら、帰宅するので、夫に夜は出かけても大丈夫だからと伝えました。

私が帰宅すると、夫は急いで家を出て行きました。

きれいにして出かけたはずのリビングには、夫がたたんだ洗濯物が雪崩を起こし、ランドセルや教科書が散乱し、ダイニングテーブルは子供たちの宿題やらで散らかったままでした。。。ガーン


「宿題、パパに見てもらわなかったの?サインはしてくれていないの?明日の用意は?」


次男「えっ、見てもらっていないよ。」


「パパは何をしていたの?」


次男「携帯見ていた」


夫くん、留守番を頼んだ意味わからない?「子供たちを見ておいて」の意味わからない?


確かに洗濯物を畳んでくれて、三男くんの給食セットを洗ってくれて有難いんだけれど。


でも、子供の世話はそれで終わらないよ。。。

宿題をみて、明日の準備もチェックをして、塾の宿題もチェックもし、洗濯機をまわしてとエンドレスだよ。。。


スマホを見ている暇はないの!!

単に家にいただけじゃない!


子供たちが大きくなり、お世話がなくなったとは思わないでください!!

まだまだ、関わりはあります!

ちゃんと父親をしてください!!