最近の過保護は度を越していると思う。


いつの時代も、親が子供を思う気持ちは変わらない。


可愛いから怒る。立派な人間になってほしいから教育を受けさせる。


団体行動の中で揉まれ、自己中心的な考えを改めさせ成長させる。


その過程の中で子供が辛い思いをすることもある。


そんな時、手を差し伸べるのは簡単だけど差し伸べてはいけない。


黙って見守ってあげることが子供のため。親として辛い時期でもある。


親として手を差し伸べ助けてあげることは、誰にでもできて楽な選択である。


子供が本当に困って周りの誰もが助けてくれない時、初めて親がヒントとなるような手助けをしてあげる。


それでもダメな時にはしっかりと抱きあげて助けてあげれば良い。


親が助けてあげる前に自分で乗り越えられれば、ひとつ成長した証しだ。


また、親が助ける前に他人が手を差し伸べてくれて乗り越えることが出来たとすれば、人に対して感謝の気持ちが芽生え、生涯の宝となる友人関係や尊敬する人としての人間関係が構築されていく。


いつも親が簡単に手を差し伸べていては有難味が分からない人となってしまい、友達のいないつまらない人になってしまう。


そうならないために、ある程度突き放すことは「大切な親の愛情であり我慢」である。


しかし今、日本は過保護過ぎる。


小学校の運動会では順位をつけてはいけないとか、学校で教師が怒ったことに抗議するとか、何でも簡単に子供を保護し過ぎる。


ビックリするようなくだらない保護の仕方が「人の痛みを分からない人間」や「闘争心のない人間」「競争意識のない人間」を育てている。

だからまともに挨拶もできない子供や親が多い。


挫折を味あわないまま大人になってしまうから免疫力がなく、ちょっとしたことで自殺に走ってしまったり、人を逆恨みしてしまう人が増えてしまう。


今の子供を責めるより、そんな子供を育てている今の親を教育し直す方が先に思える。


学校で子供が怒られた時、もし先生に体罰を受けたとしたらどうしますか?


理由も聞かず体罰を受けたことに抗議してしまうのではないですか?


まず子供に理由を聞いて、子供が悪かったら子供を諭すことが親の責任です。


その中で子供が悪くなく、先生の気分で怒ったり、先生に非があったときには学校に相談しましょう。


そうして子供を守ってあげれば良い。


教師に苦情や意見をしてはいけないと言っているのではありません。


僕も今までに2度、学校と教師に抗議したことがあります。


1度は小学校でのことでした。


息子が授業終了のチャイムが鳴っているときに下駄箱前で泣いていたと、同じ小学校へ通っている娘に聞きました。


帰宅した息子は何も言いませんでしたので、僕も何も言いませんでした。


でもいつも元気な息子は相当落ち込んで見えました。小学生の明るい子供が落ち込んでいる姿は見るに堪えず、僕から子供に夕飯の時に聞いてみました。

「今日何か変わったことはなかったか?」と一言聞くと息子は「僕はパパのお仕事はできないかな?」と言ってボロボロと涙を流しました。

親バカに聞こえるかもしれないけれど、すごく優しい性格で親思いの息子です。将来はパパの仕事を継ぐと言ってくれていました。

僕は息子に「どうして?お前がパパの仕事を継いでくれると思っているけど・・・」と言うと「うん」と言って黙っていました。

それ以上話そうとしない息子にちょっと強く「男ならしっかりしろ!泣くな!パパに何でも言ってみろ!」と言うと「何もないよ」と言って話そうとしませんでした。


そこへ娘が来て「お前今日下駄箱の所で泣いてたじゃん。まだ授業やってたんじゃないの?」と言葉をかけました。


それを言われた息子はそれまでの経緯を話し始めました。


息子の成績は良くもないけれど悪くもない普通の成績です。


その息子に授業中、先生が問題を出したそうです。その答えを間違った息子に先生が間違いを正すことなく「お前は大きくなったら何をするんだ?」と聞いてきました。


息子は「親の後を継ぎます」と答えたそうです。


それに対し「親の会社を継ぐのか?潰れるよ!」と言ったのです。そして「授業は良いからウサギ小屋の掃除をしてこい!」と言われ一人で教室を出てウサギ小屋へ行ったそうです。


そして掃除が終わり教室へ帰る途中、下駄箱の前で悔し泣きをしているところを姉に見られたとのことでした。


息子は「潰れる!」と言われたことがショックだったようで涙が止まりません。


僕は翌日に確かめようと思い朝1番で学校へ行きました。


職員室へ行った僕に顔見知りの先生が「おはようございます。どうしました?」と声をかけてきました。


簡単に事情を説明したところ応接室で教頭が対応してくれました。


その話を聞いた教頭は信じられないという顔で、僕を校長室へ案内していきました。


校長室で校長、教頭と学年主任と僕で話をしましたが「まさか」ということで当事者の教師に確かめましょうということになり、授業中だった教師を校長室へ呼び出し状況を確認することになりました。


その教師は40代後半。校長室へ来た教師に僕が息子から聞いた状況を話し事実か確認しました。


その教師の返事は「間違いありません。ちょっと言い過ぎました。すいません」とのことでした。


その言葉に校長室にいた他の先生たちは沈黙してしまいましたが、僕は頭に血が上ってしまい「ふざけるな!」と声を荒げてしまいました。


その教師は下を向いたまま黙っています。そんな態度に余計に憤慨し、「○○!教師辞めちまえ!お前は教師としての適性にかけている!文句があるならいつでも来い!」と言うと校長が「私が何らかの処分をしますから・・」と言ってきた。


そして校長が「なんでそんなことを言ったり掃除をさせたりしたんだ?」と問いただすと小さな声で「言い過ぎました。すいません」の繰り返し。


その後何らかの処分はされたようです。その後、息子や一部の児童に対するいじめはなくなり、新学期から学校も移動になったようですが、こんな状況の時には親が助けてあげなければいけないと思います。


長くなってしまいましたが、助けてあげなければいけない時と、助けてはいけない時を間違わないように、子供を見守っていくことが大切だと思います。


甘くしてばかりいて、過保護に育ててしまうと将来、子供も親も苦労します。


突き放す時は突き放し、責任を持てる人に育てましょう。子供のために・・・・