バフェットのバークシャーハサウェイ(BRK/A)が米国の鉄道最大手をバーリングトン(BNI)を買収。


買収タームは以下の通り:

発表日: 11/30/2009

完了予定日: 03/31/2010

一株当たり: 100ドル プレミアム: 23%

支払方法:  60%現金 40%株式

発表額: $35,767 million

純債務: $9,224 million

マルチプル  Sales 2.87x EBITDA 8.49x

PRのリンク:  http://www.berkshirehathaway.com/news/NOV0309.pdf

CNBCのバフェットインタビュー: http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1317645849&play=1

Foxのバフェットインタビュー: http://video.foxbusiness.com/#/11268027/buffett-on-his-railroad-bet/?category_id=1292d14d0e3afdcf0b31500afefb92724c08f046


「へぇ~」は:

・ バフェットは2006年からBNIに投資をしていて、現在22.55%を保有している。

・ バフェットは、ここ数年Mega Dealをやると言い続けいたので、ある意味有言実行

・ 相変わらずバフェットは投資銀行をアドバイザーに使っていない。こんなに大きい案件なのに!BNIはGSとEvercoreというファームを使っている。Evercoreは、

・ BRK/Aは現在136.8billionの現金を持っているけど、このディールでほぼ使い切る計算→BRK/Aの後継者にとってはだいぶ引き継ぎ易くなる!!

・ ”Most important of all, however, it’s an all-in wager on the economic future of the United States,” said Mr. Buffett. “I love these bets.” かっこいい!!

・ バフェットは10月22日に買収の提案をしたらしい。100ドルという提示額も10月23日には決まっていたらしい。そして、提案からわずか2週間で発表。すごいスピード。

・BNIの小口投資家に配慮して、BRK/Bの50対1の株式分割も発表。案件成立には意外に重要なポイントだったようだ。

・ 株式を使った買収はBRK/Aにとっては珍しい買収方法

・ BNIは鉄道以外に炭鉱もオペレートしている


なぜ鉄道会社?

・ バフェットはBNIだけでなくUnion Pacific, Norfold Southernなどにも投資

・ バフェットは、鉄道を使った輸送が米国にとってコスト面、環境面で最も効率的だと考えている。そのため、貨物量の成長以上に鉄道の需要は成長すると考えている・ 

・ 基本的に鉄道は競争が限定されているので、価格競争に陥りにくい


日本のJR各社のバリュエーションは(T12M):

東 Sales 2.17x EBITDA 7.70x

西 Sales 1.33x EBITDA 7.08x

東海 Sales 2.97x EBITDA 7.79x


EBITDAベースだと少し安い水準。高速道路の無料化が議論されている日本ではちょっと環境が違うが。。。


以上。

ブログに初チャレンジ。「へぇ~」と思ったこと、「なんで?」と思ったことを、忘れないように書いていこうと思います。興味の対象は、投資、車、音楽、雑学なんかに関する事になると思います。


今日、へぇ~は3つ。


年収2000万円以上の世帯って、全世帯のわずかの1.2%なんだって!!イメージよりもずっと少ないと思うのは、私だけでしょうか?1000万以上も13%程しかいません。平成17年の調査だから、今はもっと少ないかもしれませんね。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa06/2-1.html


あと、ショッキングだったのがこのニュース。アメリカの有名なファンドValueActの元CFOがインサイダー取引の疑いでSECに訴えられたらしい。ValueActはJeff Ubbenが運用するファンドで、バリュー投資、建設的なアクティビズムを上手くやっているファンドとして注目していたから、ちょっと驚き。ただ、良く読んでみると、このCFOは兄弟にnon public informationを教えて、その兄弟が友達と取引をしたようだから、ValueActの内部管理に問題があるようには見えないが。

http://dealbook.blogs.nytimes.com/2009/11/02/former-hedge-fund-executive-charged-by-sec/

Galleonで始まったSECのインサイダー取引の摘発は、まだまだ続きそうです。Madoffの一件で、SECの無能ぶりが非難されているから、汚名返上のため頑張っているのでしょう。


最後に、ジャスダック上場のSJI(2315)に、Lenovoのグループ会社が出資する交渉をしているという報道もあった。4割出資で交渉中とのこと。日本のSI各社はどれも株価が異常に安いから、こういうことをきっかけにコンソリ進むのならば、この分野の企業への投資が面白くなるかもしれない。CSKと住商情報の提携も、他社の合併に波及するかもしれないし。できれば、あんまり大きくなくて、他社にはマネのできない特有の技術を持っているSI会社があれば投資対象として面白いと思う。


以上。