全てを知った夜① | 201号室〜それでも私は側にいる〜

201号室〜それでも私は側にいる〜

彼からの裏切り・心の闇・真相を知った私は、これからどうするの?全ては彼の部屋、201号室から始まります。

今日はとっても気持ちの良い秋晴れですね
太陽の陽を浴びてると、自然に笑顔がこぼれます

今日は、これから彼と待ち合わせをしてディナーです明日はレンタカーを借りているのでドライブデート

よし
じゃぁ、色んな疑惑を持っていた私が、ついに全てを知ってしまった日のことをまとめます。

実家で彼を交えて食事会をした日。
帰りに、様子が少し変だということ気が付いた。どこが、、というか、何か不自然。
なんとなく、嫌な予感がしてさりげなく聞いてみた。

私:『何時の電車に乗るの?』
彼:『21時42分のにしようかな^ ^』
私:『このまま車走らせたら間に合うね^ - ^その電車だと何分に着く?遅くならない?大丈夫?』
彼:『うん^ ^22時37分に着くよ。』

この時、嫌な予感が当たってると確信した。だって、うちの最寄駅から彼の家まで最低1時間半はかかるはず。そんなに早く着く電車があるわけない。。

でも、不安を口に出来ないまま、意気地のない私は彼を駅まで送り届け、見送った。

彼からはその後1通だけラインが届いた。

『《私》の家族に会えて良かった!めちゃ楽しかった。《私》が大好きです。一生一緒にいてね。本当に大好きです!』

でも、その後ラインを送っても返ってくることはなく、不安が募った私は、彼が言っていた電車の時間を思い出し、検索してみた。

場所は、、、レシートが発行されていた◯◯店の駅。なんだかそこな気がして。
結果、、、ビンゴ
彼が言っていた22時37分着の電車の行き先は、◯◯店の駅でした。
でも、証拠も何もなく、翌日には彼からラインもきてた。
彼:『寝ちゃってた!ちゃんと帰ってきてるよ~』

この時の私の気持ちとしては、信じたくない、という思いでいっぱいだった。
だって、私の家族に会ったその日にそのまま浮気相手の家に行ける。。??
まさか。
ありえない。
なんかの間違いであってほしい。

、、、そんな気持ちがグルグルしてた。


10月1日。←ほんと最近‼︎

翌日の彼のお弁当の下ごしらえをしながら、アパートで待っていた。
この日も彼は接待で、帰りは24時過ぎてた。普段、お酒を多く飲まない彼は、接待の日には多く飲んで帰ってくるのですぐに寝てしまう。
はじめは一緒に寝ていた私。

でも、全てがモヤモヤして一緒にいるのにちっとも落ち着けなかった

彼の携帯をそっとカバンから取り、またベットに潜り込む。
彼が携帯にロックをかけているのは随分前から知ってた。左手の親指で指紋センサーを解除できることも見てた。

。。バレないかな。
。。うまくいくのかな。
。。見て私は後悔しないかな。

正直、ベットの中で凄く緊張してた。

でも、やるしかない、と決心して、寝ている彼の親指をそっと手に取り、指紋センサーに、、、。

【エラー】

、、、もう一度。焦らず、強く指を押し付けなきゃ。、、、


【解除】


あ、開いた。
興奮というより、冷静に、吸い寄せられるようにLINEを開く私がいた。

つづく。