なんのためにしつけをするの? | わんこも、そして飼い主さんも

わんこも、そして飼い主さんも

ocean style オフィシャルブログ

「しつけ」ってなんだろう?
「しつけ」ってなんなんでしょう?

「犬をしつける」

「ペットブーム」ということが言われるようになって、かなりの年数が経ちました。
同時に「しつけの問題」というものも、盛んに言われるようになり、いわゆる「訓練士」や「トレーナー」と呼ばれる「プロ」も増えてきています。
では、この「犬のしつけ」とは、一体なんなんでしょうか?
「犬をしつける」とは、つまりどういうことなのでしょうか?
「別にしつけなんか必要ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも「必要だ」という方もいらっしゃいます。
じゃあ、そもそもこの「しつけ」とはなんなのか?
このことについて、まずは考えてみます。


「なんのためにしつけをするの?」

「なんのために」しつけはあるのでしょうか?
「なんのために」しつけをするのでしょうか?
考えてみたことは、ありますか?
このエントリでは、そのことについてまずは考えてみます。


・犬にマナーを教えるためのしつけ

一般によく言われているのは、これでしょうか。

「しつけとは、犬にマナーを教えること」

そして、この「マナー」とは「犬という生き物が、人間社会で生きていくために必要なマナー」ということになりますね。
たとえば、子犬のうちは色々なものを口に入れたり、噛んだりします。
人間でも、よちよち歩きの赤ちゃんが同じようなことをしたりしますね。
あるいは、トイレを覚えていない間は、犬は部屋のいたるところで、オシッコをしてしまったりもします。
これはちょっと、いや、かなり困りますね。
お家の中が臭くなっちゃいますし。
また、散歩に行くようになって飼い主さんを引っ張り回す犬もいたりします。
これも、小型犬ならそんなに困らないのですが、大型犬だと大変です。
急に引っ張られてこかされてしまい、犬に引きずられたという経験を持つ飼い主さんは、実は少なくありません。
他にも、たとえば「来客に吠える」「他人に噛みつく」といった、いわゆる「問題行動」というものをしてしまう子もいます。

これらのことを「予防」するために、あらかじめ「犬に人間社会のマナーを教えよう」とする行為、それが「しつけ」と考えることができます。

犬にとっては「人間社会のルールやマナー」なんて、まったくわかりませんし、実は知ったことではありません。
たとえば「トイレ」。
人間であれば「家の中の決まった場所でする」のが、まあ普通ですよね(中にはそこら中で立ちションしちゃう酔っ払いさんもいますけど…)
でも、犬はそうではありません。
別に「トイレ」でやらなきゃいけないルールなんて、犬には関係ありません。
「自分がオシッコをしたいときに、自分がしたい場所でやる」のが、「犬のルール」です

その「犬のルール」を徹底的に許容するというのも、一つの飼い方ですね。
広いお庭や敷地があって、その中なら別にどこでやってくれても構わないよというような。
でも、室内で飼っている場合は、それでは困ってしまいますね。

そうした「困ったこと」が、起こらないように「マナー」を予め教えておく。

「困ったことを予防する」

これが、しつけの一面といえそうです。


続きます