金曜日に、夜に帰ってきて、夫は普通の顔にもどっていました。
「明日親に離婚するって伝える」と、言ってきました。
離婚のワードに、私は驚き、赤ちゃんを抱っこしながら、悲しくて泣きました。
下から純粋な瞳が、不思議そうに私の顔を見上げています。
次第に、戦慄き、狼狽し、体が震えました。
赤ちゃんが泣いて、話は中断しました。
寝かしつけながら、何も分からない赤ちゃんに向かって「どうしよう、どうしよう」と
ひとりごちました。
頭のなかで、悪い想像が膨らみます。
赤ちゃんをひとりで育てていけるだろうか、
実家にお世話になるしかない、
お金が足りない、早く仕事に復帰しなきゃ!
悲しくて、辛くて、動悸がしました。
数分で赤ちゃんが寝て、夫のもとに戻り話を続けようとしました。
「私は家族3人で幸せだと思っていたし、これからもずっと一緒にいたいです」
「お願いします」
「お願いします」「お願いします」「お願いします」…20回くらい言いました。
夫は無視していました。
土下座して「お願いします」と言いました。
無言でソファから立ち上がり、私の頭を跨いで
シャワーを浴びに行きました。
屈辱的でした。