母は物事の受け止め方がネガティブで

いつも斜に構えているような

穿った見方をします。

父は社会適応力が少し乏しく(もちろん仕事はしていましたが)

自己愛が強めで気が弱いです。

両親の会話は、(直接言えない)親戚たちに対する不満や

外食したお店が不味かった、接客が悪かった、

職場でこんな嫌な人がいる、など

愚痴が多かったです。

気楽な笑いがなくて、冗談が通じないような雰囲気です。

ずっと気づかなかったけれど

私は無意識に、ネガティブな話題を選んで話していたように思います。

そのほうが親が喜んで聞いてくれるから。



今日、職場で苦手な人と少し雑談をしました。

たまたま仕事上で嫌な出来事があったばかりで

言っても差し支えない内容だったため

面白おかしく話したら、嬉々として聞いてくれました。

その人のことを苦手だと思うのは文句が多いからなのですが

そういうジャンルの人は、会話の大半が愚痴や文句で

ネガティブな話題のほうが盛り上がるのだと分かりました。



帰って夫に話しながら、途中ではたと、

親の会話の特性について気付いたのでした。

私は親と、楽しい話題をしたいし、

下らない冗談で笑いたいと思っていました。

昔それを訴えましたが

「理想の家族像を押し付けるな」と怒られ、

とても悲しかったです。

親について考えるといつも、モヤモヤして辛いです。

でも、母に会うと、とめどなく流れる愚痴を

ふんふんと聞いてしまう自分がいます。

ここ数ヵ月の母の話題は専ら、姉への文句です。

直接言えないので私に言うのです。

逆に私に対する文句も、姉相手に言われているのかしら。

言われてても言われてなくても辛いな。