2009/07/30(木) 何と『家族ケチャップ』が上映!! | 白石晃士の映画制作中日記
白石晃士の『オカルト』公開中日記-200907291005000.jpg

◆昨日に続いて某店内のトイレの落書き。幼児の股間からうっすらそびえ立つモノあり。無邪気で邪悪で面白い。ついつい見てしまう。

◆8/8(土)、松江哲明監督セレクトによるオールナイトがポレポレ東中野であります。
ここで上映されるPFF1992入賞作品『家族ケチャップ』は16mmで撮られたドキュメンタリーで、福岡の特集上映で観て猛烈に刺激を受け「こういう過激な面白い映画がPFFで賞を獲るんだ!」と、『灼熱のドッジボール』を同時に観たにも関わらずすっかり大きな勘違いをしてしまい『暴力人間』を作ってPFFに応募、見事一次審査で落選するに至るキッカケとなった。

http://pff.jp/jp/old/award/1992.html
当時の自分にとっては『灼熱のドッジボール』の存在が限りなく希薄になるほど『家族ケチャップ』は面白く刺激的で映画的で、とても影響を受けた。友達と、劇中の男性の「イヤラシイことをしていました」というセリフをその後のかなりの期間真似していたくらいハマった作品。なかなか目にする機会はないと思うので、ぜひ多くの人に観て欲しい。面白いですから!!俺も行こうっと。
そして何と松江くんの秘密(公然の秘密に近いけど)の作品も上映しちゃうそうでなので、かなりオトクだと思います。
てなわけで以下告知文。

「松江哲明セレクションオールナイト」
8/8(土)開場23:45/開演24:00(終了5:00予定)
料金:前売り2000円/当日2300円
整理券番号付き前売り券2000円 ポレポレ東中野窓口で発売中

『OLの愛汁 ラブジュース』
ピンク映画史上最も優しい光と、姉貴的立場の林由美香が若いカップルを見守る90年代の日本映画を代表する名作。「山田花子の気持ちが分かる」同級生に馴染めない大学生と、そんな問いに「お笑い芸人の?」と真顔で答えるOLの「そこにありそうな」ラブストーリー。郊外の沿線、アパートの風呂場、そしてピンク映画…本作を見てしまったらそれらの見方が変わってしまうはず。商品化不可能のフィルム版(DVD版とは全く印象が異なる)が東中野で復活!!

『双子でDON』
セックス終了までの行程で、双子のAV女優が何回か入れ替わったとして、男優は気づくことができるのか?かつての代々木忠、平野勝之、そして松江へと受け継がれた「仕掛け」AVドキュメントの快作。
哀れターゲットとなった天性のセックスマシン・花岡じったの運命や如何に?かくして、双子の天真爛漫なキャラとチープな音楽によるほのぼのムードの中、実験は始まった…!

『家族ケチャップ』
仏壇の前で母親に小便をかけるというショッキングなシーンから始まるセルフドキュメンタリー。しかし、映画が進む内にそれが「家族とは?」との問いから発した行動であることが分かる。だからこそリングでガウンを着た一家が熱唱する「もしも明日が…。」には号泣必至。また本作は被写体が「撮らないでくれ!」と発した時こそドラマになるという事実を証明した恐ろしい作品でもある。PFFで大島渚を激賞させた学生映画の枠を超えた最強傑作。

『松江哲明最新作(スニークプレビュー)』演出・構成:松江哲明 74分
09年に撮影されたばかりの松江哲明最新作を特別上映。映画と音楽の奇跡をオールナイトのラストに。

◆イメリンにて映像素材の取り込み&中川さんが来て音データの取り込み。

◆昨日病院でもらった薬が効いているらしく、喉の腫れや痛みも和らぎ、咳の頻度もかなり少なくなった。相変わらず夜になるとコホコホ出てしまうが。

◆日焼け跡も首筋はかなり皮がむけてきた。

◆暑い日だった…。しかし暑さに負けないため、今後イメリンへ向かう足にはママチャリを使おうと決意。帰ってきてパンパンに空気を入れた。