この夏、潜伏場所を変えたのである。
信州人の習慣で、標高を一桁まで口にするところではあるのだが。ここは静かな、ちょっとした山里だ。
冬までに、日々こつこつと建物の修繕。そして、開墾を少々。近頃では丸ノコや草刈り機が友である。ひっそり暮らしつつの工作活動にはもってこいだ。
先日のこと。
物理次元と他次元が接する場に関して、多層の場の隙間を現実世界に利用することについて話した際に、参加者から、超弦理論的だとの感想があった。
なるほど確かに、超弦理論に近いものがあるようだ。三次元という言葉を遣わずに物理次元という表現を私が敢えてするのも、もともとそのあたりに理由があるからなのだが。「三」ではないからだ。「物理」でもないが、「物理」であるということにしておこうという場ではあるので、それに則った言葉選びをしている。また、アカシックレコード・リーディングを現実世界に利用する際の考え方も、量子力学に近いと私は考えている。
科学とオカルトがそれぞれに到達する同一の頂のうちの一つであるだろう。
だが、その時までは。
このオカルト工作に触れるにあたって、そのような知識への理解は求められない。どのような知識であっても、その多寡や、学歴もIQも全く無関係だ。地位も出自も身体的特徴も、その他もろもろも無関係なのは言わずもがなである。
ただ一つ、「在り方」だけが条件なのだ。
その人が、エネルギー体としてどのようなエネルギー状態であるのか、ということだけが条件なのである。
どの種類のエネルギー状態を選び続けるのか。それぞれに正否も優劣もないが、このオカルト工作は、このエネルギー状態を選び続ける人のためのものである。
そのような人たちは、いる。任務続行中である。