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2月のある日、雪景色の京都を見に行こうと、幾つかのお寺を見に行った。就職して関西に移り住んでそろそろ10年になるが、毎日仕事に追われ、観光が好きにもかかわらず、実は余り関西の観光をしていない。1時間ぐらいで京都に行けるのに勿体ない。週末に仕事を残さないように調整して朝早くから京都に行った。

この日は同じ目的で京都を訪れた観光客がものすごくたくさんいて、金閣寺周辺はバスがなかなか動かなくて大変だった。幾つかのお寺と神社を巡った後、京都市紫野にある大徳寺に行った。大徳寺は、たくさんの小さなお寺の集まりで、ほとんどが拝観謝絶という札が門のところにある。見学できるお寺に入った後で歩いていると、「近衛家廟所」と書かれた石碑が目に入った。すぐに頭に浮かんだのは、近衛文麿首相とその弟、近衛秀麿さんの名前である。この五摂家筆頭の墓地は、写真の門から想像してもかなり広そうで、大変興味がわいた。近衛秀麿さんは、僕がお世話になった先生の親方であり、僕の母校の大学の校歌を作曲した人でもあり、是非ともお墓参りしたいという気持ちになった。

この近くのお寺の住職さんに聞いてみると、総本部があるからそこで頼んでみてはどうか、と言われた。残念ながら、不在でこの日はあきらめるしかなかった。

後で調べてみると秀麿さんのお墓は、京都ではなく、東京にあるということが分かった。